夜半の戯れ
※R-18(閲覧は自己責任でお願いします)
※夫婦設定
先に布団に入っている貴方の傍により、その背中に寄り添う。
私はこの広い背中がいっとう好き。
頬を寄せ甘えるようにすり寄ると、結城さんはこちらを振り向き私を腕の中に閉じ込めた。
「甘えたがりの猫か何かか?構ってほしいならそういえばいいだろう」
間近に聞こえる結城さんの声が心地よくて、意地悪に投げかけられた言葉にも思わずうっとりとしてしまう。
結城さんは手の甲で私の頬を撫で、それに飽きると触れるかどうかの加減で私の唇をそっとなぞった。親指が私の下唇の上でゆっくりと動く。
その様を見つめる結城さんの瞳の奥では、仄暗い劣情の炎がチラついていた。
「可愛がってください…結城さん」
「仕方のない仔だ」
優しく口づけが落とされる。
甘くて優しくてどうにかなってしまいそうな結城さんの口づけは、私の存在を食べられてしまいそうな錯覚を覚える。
貴方の顔が見たくて薄く目を開くと、ぼやけた視界に瞳を閉じた貴方の顔が映り、自然と私の熱は上がっていくばかりだ。
最後に柔らかく私の下唇をはみ、結城さんは顔を上げた。
「物欲しそうな目でみないでくれ、早く事を進めたくて仕方なくなる」
「…結城さんがそうさせるんです」
先ほどは理性の影に隠れていた劣情がより鮮明になり、結城さんの顔から余裕が薄れる。
私の上に跨る貴方を見上げながら、我慢のできない私の手は結城さんのシャツのボタンを開ける。その様を静止するでもなく貴方は見下ろす。
私、知ってるのよ…何も言わずに見下ろしている時の貴方は興奮を抑えて冷静になろうとしてるんでしょ?
「名前、あまり煽るな」
綺麗に割れた腹筋のくぼみをうっとりして辿っていると、不意にその手を結城さんに捉えられた。
そのまま私の右手は貴方の口づけを受ける。手の甲、手のひら、そして手首を舌が這う。興奮で少し荒くなった息づかいが伝わる。
「いいか?」
「そんな…恥ずかしいから、聞かないでください」
「名前が恥ずかしがるからいいんだろう?」
早急に私の夜着をはだけさせ、首筋に噛みつかれる。
弾力を楽しむようにわやわやと噛むと左手は私の乳房に優しく触れる。じらすように縁をなぞり私の反応を見る意地悪な視線に目を逸らした。
仕置きとばかりに、先端を口に含まれ舌先が敏感な突起を刺激する。反対側は指先でつままれ、思わず艶っぽい声が口から洩れる。
「んっ…、やぁ、あん…!」
「敏感だな…ここを弄られるのがそんなにイイか」
劣情の炎を隠すことなく、意地悪な笑みを浮かべ私と目を合せながら、結城さんは胸の先端をグリグリ指先で弄る。
ビリビリと甘い快感が頭を曇らせ、頭の中は意地悪で愛しい夫のことで一杯になる。
「ゆうきっ…さんっ…んっ、すき…ぁぁ」
「………」
結城さんの動きが一瞬とまり、小さく舌打ちが聞こえた。
私がボタンをはずしたシャツを脱ぎ捨て、カチャカチャと音を立てベルトを緩めた。
ぼんやりとその様を見つめていると、お互い下着以外は何も纏っていないようになるのはあっという間だった。
「俺を煽って酷くされたいのかい?」
「結城さんが、私に酷くしたことなんてないわ」
「今日も優しくするとは限らないだろう」
「じゃあ………」
獰猛な瞳が私を射抜く。
眉間に皺を寄せて、そんな風に耐えなくても。私たち、夫婦なんですから、ね?
そんな結城さんの首に腕を回し、耳に唇を寄せた。
「今日はとびっきり酷くシてください」
腕を捕まれ、布団に縫い付けられる。
左手が私の下着をはぎ取り、既に濡れている場所に一本、二本と侵入する。
何度も可愛がった場所を結城さんが間違えるはず何てなく、ザラリとする内壁のいっそう敏感な部分を容赦なく刺激される。
「や、ああ…っ!、ん、ああっ!」
「今日は沢山射精してやる」
「ああ、あっ…そこっ、あん!ダメっ、ああっ!」
入り口上の敏感な突起を親指で刺激され、中は二本の指がいい所を一定のリズムで擦り続ける。
指の動きにあわせ、快楽を得ようと身体は勝手に膣内を委縮させる。抽出を止め、指先だけが奥のイイ所を引掻くように刺激すれば、口から洩れる嬌声と締め付けは止められない。
「ここに欲しいんだろう、こんなに締め付けて」
「やっ!ああ…っ!だめ!ゆうきっ、さんっ!」
「一度イケ…すぐに俺のを挿入れてあげよう」
「ぁ、あっ、ああッ!!」
許容量を超えた快楽が全身を麻痺させ、ビクっと痙攣すると私は結城さんにイかされた。
頬が熱い、熱に浮かされたように瞳に涙がたまり、全身がまだ余韻に浸っている。
まだ全身が性感帯のように敏感なのにもかかわらず、貴方の手は厭らしく私の腰をさする。
「さあ…次は俺をヨクしてくれ」
「ん、まってっ」
「聞けないな」
結城さんは固く反り立った自身を握り固定すると、それを待ちわびる私の場所へと宛がい、進めた。
まだ余韻から抜けきらない私の身体は、貴方の形が分かるほどキツく貴方のそれを締め付ける。
私の声の隙間から、小さく貴方が息を詰める声が聞こえる。その声を聞いて、私はいっそう貴方を締め付けてしまう。
「……っ、……、」
「んっ、ぁっ…ああっ!」
「…そう焦るな、…っ、まだ動いてないだろう?」
よやく全てが収められ、私の中は結城さんでいっぱいになった。
固い先端が奥の奥をグリグリと刺激する。喘ぐ私を見下ろし、舌を絡めあう口づけが贈られる。
全身で押さえつけられ、頭の先から足の先まで結城さんに支配される。何も考えられない。舌をからめとられ、呼吸もままならなくて、大好きな結城さんの背中に腕をまわし、しがみついた。
「悪い仔だ」
突然、結城さんの腰が動いた。
ビクつく私の腰を右手で抑え、左手は私の頭を固定する。
二人して息は荒いのに、口づけを止めてくれる気配はない。
その間も収縮する私の膣内を容赦なく結城さんのそれが出し入れされる。的確にイイ所を付き、奥を叩き、どちらから出たのか分からない液体でぐちゃぐちゃになる。
「だめっ…ちゅ、んぁ……ゆぅ、んん!、ぁっ…ん!」
「…はっ…くっ、はぁはぁ……名前っ」
「はぁ、んぅ…っ!、もぅ…ああっ!」
「………っ、くそ」
自分の意思ではどうにもならないほどの快感に、再び私は気をやった。
身体が結城さんを求め、体内でそれを締め上げる。
痙攣に合わせ締め付けられ、生まれた快感をやり過ごすように眉間にしわを寄せると、貴方は先ほどより一層出鱈目に私の中を蹂躙した。
「はぁ、そんなに、締め付けて…俺のが欲しいのかっ」
「だめっ、いま…うごいちゃっ!ああっ、やっやっ!あんっ!」
「はっ…腰が、動いてるぞっ?」
「ゆうっ、きっ、さん!…んんっ、ぁあ!ね…もうっ」
「ああ、…っ、はっ…、俺も、そろそろ…射精したい」
「んっ…んあっ!、くださっ…!すき、ゆうっ…き、さ…やっ!あああっ!」
「ああっ…俺もだっ…、はぁはぁ…、くっ、っっ…!」
奥に熱いものが広がった。
ビク、ビクと出されるのに合わせて、結城さんは全て出し切るように腰を揺する。
少しの間、目を閉じ余韻に浸った結城さんは、呼吸を整えると私の隣に横になった。
中からモノが引き抜かれる感触に、甘い快楽が疼いた。
「あんまり煽るなて言っているだろう?」
「フフフ、…結城さんはお優しいですもの…」
情事の後はいつも腕枕をしてくださる貴方。
呆れたようにわざとらしいため息をつくと、優しく口づけを落とされる。
「いつか俺のタガが外れても知らないからな」
「ええ。でも、いつか思うままに酷くシてくださいね」
「全く…本当にいけない仔だ」
大切なものを閉じ込めるように、腕の中に抱かれつむじに口づけされる。
大好きな背中に腕をまわし、貴方の胸に耳を押し付ける。
貴方の鼓動を聞きながら、降りてきた微睡に逆らうことなく、私はそのまま眠りについた。
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