有能悪魔は孕ませたい

※R-18(閲覧は自己責任でお願いします)

守護者統括アルベド。彼女はサキュバスである。
サキュバス。それは眠った男性の夢に現れ精力を奪い取る悪魔。個体としては種族を問わず精液を奪うことで、理論的には子孫を作ることができる。
勿論、デミウルゴスとて彼女がそのような風に子を設けるとは思っていないが。

「それで、デミウルゴス。私に相談とは何かしら?」

今日わざわざデミウルゴスがアルベドの元を訪れたのにはもちろん理由がある。
口にするのは若干、いや、かなりはばかられるが、今後のナザリックにとっては避けようのない議題だ。
一つ息を吐くと、意を決してデミウルゴスは口を開いた。

「毎日first name様と行為をしているのに子供ができないんだ。一体どうしたら良いのでしょうか」
「貴方がもっと励みなさい。以上」

これ以上話はないと席を立とうとするアルベドに、デミウルゴスは待ったをかけた。

「まちなさい、アルベド。君はサキュバスだろう?何かないのかい」
「貴方こそ悪魔でしょう。堕落させて孕ませるのは得意分野ではなくって?」

心底面倒くさそうにアルベドは言いつつ、仕方なく再度椅子に腰を下ろした。
その様子にデミウルゴスはやれやれ、と首を振る。
特に知りたいわけでもない同僚の性事情(しかも毎日いたしている)を聞かされて、その上呆れられる謂れはないだろうとアルベドは少しイラついた。

「私が大した検証もせず、忙しい守護者統括殿にこんな話を持ち掛けるわけがないでしょう」
「ではその検証とやらを聞かせてちょうだい」
「ええ…、あくまで可能性の範囲ですが…」

――個体レベルが100に近づくほど、子供を設けることが難しいのかもしれません。

「なん…ですって…」
「言葉のとおりです。first nameも私もLv.100ですから、孕んでもらうには相当の期間を要するかもしれません」
「どうしてそんな!」
「個体として完成された者は子孫を残す必要性が低くなるからではないでしょうか。事実、虫や小動物は一度に大量の個体を生みますが、大型の動物になるほど少なくなる」

動揺を隠すようにデミウルゴスは足を組み替えた。

「配下の悪魔と羊を使って実験をしました。レベルが低い者同士ほど早く孕む傾向にあり、Lv.50の悪魔同士でもなかなか時間がかかりました」
「産休の申請があったのはそういうことだったのね」
「もともと番だった者同士で実験をしたんだ、彼らにも不満はないよ」

ここでようやくアルベドは冒頭のデミウルゴスの問いに立ち返った。
なるほど、もし実験の結果通りということは、Lv.100のfirst name様とデミウルゴスの間に子を設けるには相当な時間と数をこなさなければいけない。
そしてそれは、自分とアインズ様が結ばれた時にも同様で…!

「サキュバスは孕みやすかったりしないのかい?」
「そんなの分からないわよ!」
「自分のことでしょう!子をなすコツとかないのかい?」
「私はアインズ様にまだベットにお誘い頂いていないのよ!」
「そうですか…、しかし、これでは困りましたね…」

デミウルゴスなりにかなり行為中試行錯誤してはみたのだ。
子宮の入り口に直接かけるように吐精したり、あふれ出ないように出してからも暫くは抜かないようにしたり。
勿論、first nameは気づいていないのだが。

「今はまだよいのですが、流石に何年も子ができないとfirst nameが不審がるのではないかと…」
「貴方、本当にfirst name様のことばかりね」
「当然です。愛していますから」

羊を甚振る時の邪悪な笑顔ではなく、心底first nameを愛しているといった笑顔をデミウルゴスは浮かべた。
同僚の幸せに少し嫉妬しないではないが、この幸せもまた、ひいては愛するアインズ様の喜びに繋がるのだ。
アルベドは持てる知識を総動員し、それをデミウルゴスに授けることにした。

「本当に効果があるかは分からないということを念頭に置いて聞いてちょうだい」
「…何か策があるのですか」
「ええ、アッシュールバニパルの書物で読んだことのあるのだけれども…」

__________

床に就く際の興奮と緊張は、何度行為を消えることはない。
いつものようにfirst nameが先にシャワーを浴び、今は自分がシャワーを浴びている番だ。
行為への興奮を抑えるように少し冷たいシャワーを頭から浴びる。
さて、いつもは少しでも余裕をもってリードできるよう、ここで一度ヌくこともあるのだが…。

――殿方の精液は回数を重ねるごとに薄くなるとのことよ。first name様との行為以外では極力出さないようになさい。

既に少し硬くなりつつある半身に、どこか他人事のように困ったものだと思う。
余裕のないやつだと思われないだろうか?事実、余裕はないわけだが…。

「いいえ、私が理性を保てばよいのです」

シャワーを止め、バスタオルで手早く水気を取る。
気持ちをできるだけ落ち着かせると、デミウルゴスはfirst nameの待つ寝室へと足を進めた。

__________

「…っ、ぁ…あぁ!…ふっ、ダメ、ですっ」
「んー、ちゅぱっ…かわひひ…」
「あっ、ぁ”…っ、やめ、で…でる」

薄暗い部屋にぴちゃぴちゃと水音が響く。
デミウルゴスの中心は天井に向かって硬くそそりだち、その下の玉もパンパンに膨れている。
それを愛おしそうに口に入れ、first nameはデミウルゴスを愛撫していた。

「…はなし、て…っぐ、はぁっ…、くだ、さっ…ぁ」
「ろうひて?、くひに、だひていいよ」
「んぁ!、だっ…先を…っ!、あっ、もう…っ」

first nameとしては日々疲れているデミウルゴスにサービスしてあげたいと思っただけだし、まさかアルベドとデミウルゴスがそんな話をしているなんて知らなかったのだ。
口づけし愛を囁かれている時に、すでに硬くなったデミウルゴスの半身を認め、今日は自分がデミウルゴスを気持ちよくしたいと思っただけなのである。
デミウルゴスの腹筋が痙攣する、それに合わせて口内の肉棒も欲を吐き出そうと用意を始めつつある。
ラストスパートをかけるように、first nameはデミウルゴスの敏感な部分、先端に吸い付き、カリを円形にした指先で扱いた。

「あっ、あぁ”…いっ、はなれ…っ、だめ、ですから…ぁっ!」
「いっぱいらひて」
「はっ…、あっ、くっ…すみま、せ…っ!」

もう少しで吐き出すという時、デミウルゴスは少し乱暴にfirst nameを押し倒すと、整わない息のままfirst nameに口づけた。
辛うじて精液は出さなかったものの、空イキしてしまったのか、口づけの間も腰がガクガクと動き小さく喘ぎ声が漏れる。

「…ちゅっ、ん…はぁ…ぁっ、ん……っ」

分厚い舌がfirst nameの舌を追いかけ、深く絡みつく。
いつもより余裕がなく目を閉じながら口づけに感じ入るデミウルゴスにfirst nameは胸がいっぱいになる。
余裕なデミウルゴスも素敵だが、こうやって余裕なく自分を求める姿も、たまらなく愛おしい。

「ん…ちゅ……だいすき」
「はぁ…はぁ…私も大好きです…」
「口に出しても…よかったのに」

照れながらそういうfirst nameにデミウルゴスは自分がさらに興奮していることを感じた
互いの唾液が残るfirst nameの唇をデミウルゴスはうっとりとなぞる。
ここに吐き出すのも大変魅力的だ。しかし今日は別の目的がある。

「今日は貴方の中で果てたい…、だめ…ですか?」

挿入れたらすぐに出してしまいそうだ、と頭の片隅で感じながらデミウルゴスは請うた。
かなりの量がでそうだし、一度や二度で治める自身もない。
first nameの首筋に口づけを落とし、再度請う。

「…ね?」
「……すき、全部ちょうだい…!」

一気に奥まで挿入した。
暖かくて、ぬるついていて、ぎゅうぎゅう締め付けてくるfirst nameの体内がデミウルゴスの肉棒を迎える。
あまりの快感に腰が引けそうになったが、first nameの尻尾がデミウルゴスに絡みつき阻止される。

「やだ…、はやくっ」
「くっ…んっ、あ…!」

逆に誘い込むように腰をくねらせ、デミウルゴスの肉棒はfirst nameの中に迎え入れられた。
息をつめて耐えようとするが、これは――。

「ぁ”、ああ”っ…っ、ん!、くっぅ…でっ、あっ、ああっ”!」

びゅる、びゅるびゅる…びゅる、びしゃ、びしゃ…

全身を大きく痙攣させ、デミウルゴスは我慢していた精液を吐き出した。
いつもより多いそれは、何度かに分かれてfirst nameの中に吐き出される。
出すたびに、デミウルゴスは小さく息をつめ、ベットの上に投げ出された尻尾がビクビクと震える。
そんな悪魔を愛おしそうにfirst nameは撫で、息を整えている彼の額に口づけた。

「…たくさん出してくれてうれしい」
「なっ、あ…、その、余裕がなくて…すみません」

声をかけられ、はっとしたデミウルゴスは歯切れが悪くそう返した。
耳が垂れて心なしか顔も赤い。
その様子にキュンときたfirst nameの体内がまたデミウルゴスを締め付けた。

「…んっ、ぁ、どうしましたか?」

不思議そうに問いかける目の前の悪魔は確信犯なのだろうか?
まあ、今はそんなことはどうでもいい。頭の中はデミウルゴスをもっと感じたくて可笑しくなりそうだ。

「ね、もっとちょうだい」
「…っ、おやおや、お望みとあれば即座に…」

既に硬さを取り戻している自身を体内の奥まで一気に突き上げる。
熱い息を吐き、しがみつくfirst nameにあおられ、デミウルゴスの中の獣が一気に覚醒する。

「今日はたくさん出してあげますね」
「…んっ、あっ…うん…っ、ちょうだい」

デミウルゴスはfirst nameを強く抱きしめると、律動を再開した。

__________

「それで、結局ご子息はできそうなの」
「ええ。結局は毎日励むのが一番の近道になりそうだ」

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