No.???
▲知識有
暇を持て余して、ソファに寝そべってを漫画を読み返していた。ドラム王国編は最高だ、毎回泣かされる。すっかり湿ってしまったハンカチを握りしめていただけだった。ただそれだけだった。
どの一瞬なのかわからないが、次の瞬間に私のソファはアイボリーの布地から、黒革のものにチェンジして、横に積み上げていた単行本は消えた。
「ん?」
身体を起こすと何やらシックな家具とベッド。私はテレポーテーションの能力でも身につけてしまったのだろうか。いやいや、漫画でもあるまいし。
「おい、誰だてめェは」
急に後ろから声がかかる。渋くて低い声、何処かで聞いたことのあるような。
振り返って見れば目の前にいたのは、サー・クロコダイル。
ああ、ドラム王国の次は確かアラバスタだった。大好きなロビンが登場するのだ、楽しみでしか無い。ロビンのコードネーム…
「…ミス・オールサンデーって、毎日日曜日って!バロックワークスのネーミングセンス可愛いマジで!可愛すぎる!!私もつけてほしいっ!」
そう声を上げた時、クロコダイルによって身体がソファに沈んだ。押し倒されたからだと気づいたのは少し後。
顔を横断する傷痕がやけにリアルに見えた。
「知ってる事、洗いざらい吐いてもらおうか」
「っ、え?ホンモノ???」
「何言ってやがる」
渇いた手が頬に触れ、ゾクゾクと背筋に痺れるような刺激が走った。
にやりと笑ったクロコダイル。何だか愉しそうに感じるのは気のせいか。
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