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***ご家族が大腸がんの方へ***


かけがえのない、大切なご家族が大腸がんを患っておられる方へ、お見舞い申し上げます。

ご家族が癌…どれほど心配で、不安が大きいことか。

がん患者を支えなければならない立場にあるご家族は、ある意味患者本人以上に不安が大きいかもしれません。
がんの治療は、ご家族の協力が欠かせませんし、最近では入院を最低限に抑えて、自宅での療養が主だったりもするので看護(ご家庭でのケア)がたいへんな場合もあるでしょう。
そして、ご家族の不安や経済的な負担、ケアがたいへんだという気持ちを、なるべく本人に悟られたくないと気をつかって日々を過ごされているのではありませんか?

私の両親は、私の癌が見つかった頃は、妙に明るく振る舞っていました。

でも、それって疲れますよね?

癌患者にとって家族は支えです、それは間違いありません。
だからこそ、ご家族の方には絶対に無理をしないでいただきたいのです。

だって、支えであるご家族がもしも疲労や不安で病気になったりしたら、患者はどうしたらいいのでしょう…

身体が疲れたなら時にはゆっくり休んで下さい。
漠然とした不安や患者への気遣いでストレスがたまってしまったら、遠慮なく趣味を楽しんだりしてストレス解消して下さい。
金銭的な悩みがあるなら、役所や病院で相談してみて下さい。

それはあなた自身の為だけじゃなくて、患者さん本人の為にもなりますから。

癌にストレスは大敵。

患者が家で、よりゆったり寛いで過ごせるよう、ご家族もゆとりが必要なのです。

正直、癌の治療は辛いことが多いし、痛いとか不快な症状もあったり、いろいろと不安になったりちょっと落ち込むこともあります。

患者は精神的に不安定になりやすいもの。

ご家族がイッパイイッパイだと受け止めきれなくなるかもしれません、が、それはちょっとツラいですよね(*´・ω・`)b

私が手術のために入院する日の朝、ちょっとした言葉の行き違いから母と大喧嘩になってしまいました。
いいトシして恥ずかしいのですが、私達家族には、そのくらい心に余裕がなかったんですね。

私も癌患者なのでよくわかるのですが、
病気に対しての不安などから不安定になったりイライラしたりで、家族に八つ当たりしてしまうこともあります。
甘えですけどね。

でも、言葉にはしなくても、心の中ではいつも、家族に心配と迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちがあります。

そこは理解して受け止めつつ、
「私は味方だよ、大丈夫」
そんなふうに伝えてみて下さいね、きっと患者さんは安心できるから。

癌は長期戦。
どーんと構えて、頑張り過ぎず、ゆったりゆったりいきましょう。
焦らず、一歩ずつ「健康」と「いつもの暮らし」に近づいていけたら良いのです。

ご家族皆さまが良い方向へ向かわれますよう、健康と幸せをお祈りいたします。





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