Q. 低迷くんが攫われた時の対処法は?
【江戸川コナンの場合】
なまえが、攫われた。怪しい人物がなまえをずっと見ているのだと、そう蘭から相談を受けたのはたった数日前の事だった。彼の性格上、頼るなんてしてくれる訳がなかったのに、何かあれば話してくれるだろうと呑気に待っていたのがそもそもの間違いだったのだ。
血の気が引く思いのまま、兎に角、オレはありったけの情報を掻き集めた。灰原にも協力を仰ぎ、学校のクラスメイトや、派遣先の先輩、それから良く訪れる近所の商店街まで。ここ数日のなまえの行動を洗い出し、そして捜査線上にひとりの人物が浮上したときにはなまえが居なくなってから半日を過ぎようとしていた。
集めた情報によれば、犯人はなまえの一つ下の後輩で。彼は隠し撮りした写真を持ち歩くくらい、なまえを慕っていた様だった。ワザと怪我をして保健室に行ったり、派遣先の飲食店に客として訪れたり、ピザ屋のバイトの際にはピザを頼んだり。
それだけを聞けば、先輩を慕う可愛い後輩という関係も無くは無い。が、なまえの私物を盗んだり、気味の悪い手紙や物を頻繁に送り付けたり、後をつけ回すといった行為は完全に行き過ぎていた。
唯一、幸いなのは、殺人目的では無いだろうという事くらいだが、しかし、だからってなまえの身が無事かはわからない。
逆上した相手に殺されることだって十二分に有り得る話であるし、それ以前に相手は懸想を拗らせたストーカーである。汚した写真を送り付ける様な男が、何もしてない保証などどこにもないのだ。
江戸川さんなら警察だろうがCIAだろうがFBIだろうが酷使しつつ、自らの足と頭脳で走り回りながらなまえを見つけだして怒鳴りそうになるのをぐっと堪えて「⋯⋯そんなに頼りないかよ」って言いながら頬とか肩とかに触れるはず
なまえが、攫われた。怪しい人物がなまえをずっと見ているのだと、そう蘭から相談を受けたのはたった数日前の事だった。彼の性格上、頼るなんてしてくれる訳がなかったのに、何かあれば話してくれるだろうと呑気に待っていたのがそもそもの間違いだったのだ。
血の気が引く思いのまま、兎に角、オレはありったけの情報を掻き集めた。灰原にも協力を仰ぎ、学校のクラスメイトや、派遣先の先輩、それから良く訪れる近所の商店街まで。ここ数日のなまえの行動を洗い出し、そして捜査線上にひとりの人物が浮上したときにはなまえが居なくなってから半日を過ぎようとしていた。
集めた情報によれば、犯人はなまえの一つ下の後輩で。彼は隠し撮りした写真を持ち歩くくらい、なまえを慕っていた様だった。ワザと怪我をして保健室に行ったり、派遣先の飲食店に客として訪れたり、ピザ屋のバイトの際にはピザを頼んだり。
それだけを聞けば、先輩を慕う可愛い後輩という関係も無くは無い。が、なまえの私物を盗んだり、気味の悪い手紙や物を頻繁に送り付けたり、後をつけ回すといった行為は完全に行き過ぎていた。
唯一、幸いなのは、殺人目的では無いだろうという事くらいだが、しかし、だからってなまえの身が無事かはわからない。
逆上した相手に殺されることだって十二分に有り得る話であるし、それ以前に相手は懸想を拗らせたストーカーである。汚した写真を送り付ける様な男が、何もしてない保証などどこにもないのだ。
江戸川さんなら警察だろうがCIAだろうがFBIだろうが酷使しつつ、自らの足と頭脳で走り回りながらなまえを見つけだして怒鳴りそうになるのをぐっと堪えて「⋯⋯そんなに頼りないかよ」って言いながら頬とか肩とかに触れるはず
2026/08/09