小ネタ
名前変換無し、ジャンル傾向ごちゃまぜの超短文。履歴には載りません。ここから短編やシリーズへ格上げする場合もアリ。



ジェイド

幼い頃に海底で拾った貝殻は、陽に透かすと煌めいて見えた。何の変哲も無い、毎日目にしている物なのに、それだけが特別に感じたのは何故だったのだろう。今にも壊れてしまいそうな儚さが余計にそう思わせたのかもしれない。「ジェイド先輩」と僕を呼ぶ彼女の綺麗な瞳を見てそんなことを思い出した。……あの貝殻は結局壊してしまった。綺麗な物が自らの手で壊れる様を、見てみたかったからだ。今僕が彼女に抱いている気持ちは、きっとそれと同じなのだろう。