小ネタ
名前変換無し、ジャンル傾向ごちゃまぜの超短文。履歴には載りません。ここから短編やシリーズへ格上げする場合もアリ。


ステファノ

「君は自分が何のために生まれてきたのか、考えたことはあるか?」怯えたまま、ただ震えるばかりの彼女は相も変わらず口を開くことはない。否、出来ないと言ったほうが正しいだろうか。手に持っていたナイフを彼女の頬に当て滑らせると赤い線が浮かび上がる。白い肌によく生えてとても美しい。痛みに歪む表情を逃すまいとシャッターを切る。「誰からも教わることは無いだろう、だから僕が教えてやる。君が生まれてきたのは…今ここにいるのは、僕のためだ。僕の作品になるべく、君は生まれてきた」それこそが、それだけが真実なのだ。