5月の十六夜の月


雨が降りしきった後に、躊躇うように辺りを照らす十六夜月。
恵みの雨が通り過ぎていった。

だけど、すべては遅すぎたのかもしれない……。

躊躇ったのも、この惨劇を見せない為だったのか?

王はもう戻れない…。
人間[ひと]という断罪[つみ]に酔ってしまったから……。

" "はもう王を捕らえて離さない……。

月に照らされるのは、原因となったцΥё[おう]だけ。
民は地に伏している……

人間にとってもцΥё[かれ]にとっても" "は少なからず居る……

果たして" "は何処に行こうとしているのか?



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