貴方の気持ちが知りたいの
唇が離され、室内の光を反射して光る透明な糸が2人の間に繋がる。私は軽く肩で息をしているのに爆豪さんはそんな事がないようで平然とした顔で私の頬や瞼、額に鼻の頭と至る所にキスの雨を降らす。
「ん、なんですか」
私の質問に答える気がないらしく、彼は私の手を取り掌や手首にまでキスをする。その度にビクリと肩が震え反応してしまう。
「あの、本当にやめてっ、こういう経験、ないから…恥ずかしい、です」
口元に自分の手の甲を当てて熱い顔をそのままに正直に伝えると、爆豪くんはぴたりと止まり私の目を見つめた。見つめてくる爆豪さんの瞳は赤を煌めかせながら熱っぽく燃えていて、目が逸らせなかった。
「きゃあっ!」
「部屋に行くぞ」
かと思ったら爆豪さんは私を持ち上げて寝室に向かいゆっくりとにをベッドの上に置いて、そのまま押し倒しゆっくりと味わうように何度も角度を変えながら唇を重ねる。
この人こんなキスもするんだ。
唇で告白をされているみたい。そう錯覚するくらいにさっきまでと違い優しくて私をいたわるようなキスだ。
「んん、」
「っはぁ、椿」
囁かれる自分の名前が自分の名前じゃないようで、でも確かに自分の名前でどうしようもなく泣きたくなる。
軽く首筋に吸い付く爆豪さんの唇に気を取られ、手早く捲られた部屋着に気がつかず、爆豪さんは空いた手を私の胸にあて、形を柔らかく変えながら揉みしだく。肌に触れる空気は冷たいのに爆豪さんに触れられているところが熱い。
「ぁ…んっん、待っ」
「無理」
爆豪さんは一刀両断したその口で胸の頂を含み、器用に舌で転がしたり甘噛みしたりする。その刺激は今までに感じたことがないもので、頭の中がどんどん働かなくなる。
「あ、ぁっ…んん、ぁあ」
爆豪さんの指がもう1つの頂を摘んだりして同時に与えられる刺激に気持ちよさを感じる。
「ほっ、とに!んぁ…待って!」
「あァ?んだよ」
隠すことなく不機嫌そうに顔を歪め、眉間にシワを寄せる爆豪さんの顔は中々怖かったが、色んな意味で勇気を出して口にする。
「私こういうの初めてで!だから…これ以上は困ります」
「お前煽ってんのか?」
「煽っ?!」
私の上に馬乗りになっていた爆豪さんは、徐々に下の方に行き、私の片足を持ち上げて内股にキスを落とす。
「ば、爆豪さん?!そんなところっ!」
「ずっと好きだった女が未だに処女だって言うんだ」
「しょっ?!サラッと言わないでください!」
太腿のキスは次第に吸い付くようなものに変わっていき、鈍い痛みが数度すると爆豪さんが顔を上げて私の唇を貪るように重ね合わせる。
そしてまた胸の頂を舐めては私の反応を見て楽しんでいる。
「ふぅ、…ん」
「濡れてるぞ」
「ひゃぁん!」
胸に与えられる刺激に気を取られているうちに、爆豪さんの手が誰にも触られたことのないソコに爆豪さんの指が挿し入る。誰かを許したことのないソコは爆豪さんの指を受け入れはしたものの、違和感があり圧迫感がある。
爆豪さんは中で指を折り曲げたり抜き挿しして私の反応を見る。いや、聞いているの方が近いのかも知らない。
「ゃん…ぁあっ!」
2つ同時に与えられる刺激に耐えられそうになく、胸の頂を舌で器用に弄る爆豪さんの頭をぎゅうっと抱き締める。
「はっ、」
「あぁ、ひゃん!」
「2本は余裕か…」
中を爆豪さんが掻き回す。その中で一際刺激が強い箇所があり、思わず大きな声を上げると、ムクリと爆豪さんが頭を上げ口の端を上げて笑う。
「ここか」
「ぁあ!んんっふ…ゃあ!それっ!」
さっきとは比べ物にならない強すぎる刺激に、せり上がってくる感じたこともない感覚に怖くなり、首を横に振って爆豪さんの頭を抱き締めるが、爆豪さんはやめてくれない。それどころか執着するように指でそこを何度も繰り返し刺激を与えるのだ。そして私の耳元で余裕のある低い声でこう言うのだ。
「こ、わいっ!やぁ!」
「イけよ」
「ーーーっ!!」
声にもならない叫び声ともとに体が弓なりに反って頭が真っ白になった。力の抜けた体をそのままに肩で息をすると爆豪さんが厭らしく笑い、するりと私の頬を撫でる。
その表情すら私の心臓を高鳴らせるのだからこの人は狡い人だ。急にいなくなって私の心を奪い、やっと新しいものを手に入れたのに、急に現れたこの人がまたそれを奪っていく。
それでもいいと思えるのだからこの人は狡い人だ。
-3-