寺生まれ、進路決定
高校受験
それは進学する学生なら誰しもが通る道である。
進路に関する授業で友達と相談したりと教室内がざわついているなか、机の上にあるプリントを見つめる少女が一人いた。
暫くプリントを見ていた少女は突然前の席の椅子をガンガン蹴りだした。
「おい、志摩」
「なんや遠子」
遠子と呼ばれた少女、寺島遠子は前の席に座る志摩廉造に話しかけた。
椅子を蹴られることになれている志摩は振り返り遠子の机に肘をついた。
「お前、進路どうすんの?」
遠子は授業のプリントを指差し志摩に尋ねたのに対し、なんやそないことかと志摩は遠子に即答した
「祓魔師になるために東京にある正十字学園に行くに決まっとるやろ」
坊も子猫さんも同じやろうな
そういつものにこにこ顔で言い切った志摩は遠子はどないすんのと聞き返した
「じゃあ、私もそうすっかな」
これが遠子が正十字学園に行くことを決めた切欠であった