シヅキ(熾月) ・平安時代、鵺と嵐を司る神クラハノミコトの間に生まれた妖と神の血を継ぐ半妖半神であり、多くの妖を束ねた百鬼夜行の主。ある貴族の美しい姫と出会い、互いに惹かれ合う。祝言を間近に控えていた二人だったが、彼らを引き裂こうと姦計を企てた人間達の手により仲間達は皆殺しに、更には愛した女を目の前で凌辱された末に最期は屋敷もろとも火をつけられ焼死した。だがこの一件の後に凄まじい嵐と雷が京都を襲い、壊滅的な被害を被った。愛する者を失った憎悪と無念から自ら魔道に堕ち、人々に恐怖と災厄をもたらした禍神。 「よりによって復讐者のクラスであるこの俺を召喚するとはな。は、随分と悪運が強いとみえる。…ああ、一つだけ貴様に告げておく。召喚されたからといって大人しく従うつもりはない。それだけは覚えておけ」 「人理を救う?戯れ言を。…かつての仲間達と───…俺が唯一愛した女に貴様ら人間共が何をしたか知らぬわけではないだろう。俺が手を貸す道理など存在し得ない」 属性:混沌・悪 神性B− ・筋力:A・敏捷:B・耐久:B・魔力:A+・幸運:E・宝具:EX 対都宝具 無間奈落・狂飆雷霆 (むげんならく・きょうひょうらいてい) ・鵺と嵐を司る神、クラハノミコトの間に生まれた。 ・数々の配下の妖怪を引き連れていた ・人間には危害を加えていない。 ・ある一国の姫と出逢い、徐々にお互い惹かれるように ・しかし後にそれを良く思わない人間の姦計によって配下の妖怪達に裏切られ、目の前で女を殺された後自身も殺される ・彼の死から数日経った後、 ・不思議と彼岸花が咲き誇ったという。 彼岸花の花言葉は、『想うはただあなた一人』───… ・平安時代後期、大妖怪である鵺と嵐を司る神、クラハノミコトとの間に一人の子が生まれる。 神であるのに妖と子を成してしまい、神々の怒りに触れたクラハノミコトは自身に神罰が下るのを知っていながら彼を生むと同時にやはり神罰を受け死んでしまう。鵺は悲しみながらも彼女が残した息子を育てるが、鵺もまた神を穢したとして永くは生きられなかった。 両親が死した後、人間の年齢で神の血を継ぐ彼を喰えば強い妖力が得られると考えた妖怪達に襲われるも、悉く返り討ちにしていく。 そうしていつしか彼の元には数多の妖怪達が集い、百鬼夜行の主としてその存在を知らしめた。 人に危害を加えることはせず、仲間達と過ごし、時にはそんなある日、傾城の美女と称される姫と出逢う。 神と妖の血を引く異端者と人間。異なる種族の二人だったが月が美しい夜に逢瀬を重ね、お互い徐々に惹かれていく。男の淡い金の瞳が月のように美しいからと、名の無かった彼にシヅキという名を贈った。 だが、姫に好意を寄せる武士は何とか二人の仲を引き裂こうと姦計を巡らせる。 大金を積ませて雇った多数の陰陽師、山賊に浪士達。 陰陽師達の結界で配下の妖怪達の力を封印し閉じ込め、そこにシヅキと敵対していた妖怪達と手を組み毒を塗った刀や弓矢で襲撃した。 「千人殺せば英雄、というやつか」 「美しい姫君が化生の者が塒にしている屋敷に囚われている、助けなければならない」と嘘を吐く。 嘘を吐姫を助けるためという大義名分のもと、 神性B− ・魔力:A+・宝具:EX 「───落とせ、洛陽を」 スキル ・百鬼夜行の主A+ 自身と味方の攻撃力をアップ&NPを増やす ・魔力放出(嵐/厄/禍/災) ・不撓不屈EX 自身にガッツ状態を付与 それは、一人の男の哀しき慟哭の物語。 「反英霊であるこの俺を召喚するとは 「であれば、報復されるのは道理というものだろう。死に絶えるがいい」 かつての仲間達も、長い年月の中で初めて愛しいと思った女も。 側には誰もいない。あるのは空虚と、決して満たされることのない憎悪と復讐心。 俺から何もかも奪いながら、 お前達が俺を畏怖し、下らない信仰で崇め奉る。 ならば、お前達が描く通りの偶像になってやろう。 災厄の化身。 「かつての仲間達も!唯一愛した女でさえも!何故俺の全てを貴様ら人間共に奪われなければならなかった!!」 ああ、今宵も、月が見えない。 「俺はもう、何も失いたくないというのにッ…!」 「…英雄か。我が日出づる国に語り継がれし書物の中ではそうかもしれない。だが、俺はただの情けない男だ。海に身を投げる、あのか細い手を取ることが叶わなかったのだから」 「俺に何か用か?鍛練をしたいので手短に頼む」 「…父上は、俺を……ああいや、何でもない」 「僅かに、届かなかったか…」 「我が草薙の剣、その身に受けるがよい」 「その真髄、 「俺の女子に扮した姿が見たい?ふふ、マスターは物好きだな。気が向いたら宴の時にでもみせても良いぞ。余興ぐらいにはなるだろう」 コマンドカード1 「いいだろう」 「 「サーヴァントは …たが、あの聖杯戦争は、俺にとって記録ではなく記憶だ」 馳せ参じました 天属性 「…海に身を投げたことに後悔はありません。確かに恐怖はありました。けれど、それ以上に何もできない私が唯一あの方のお力になれる。そう思うと、 地属性 「アイツに会って一発ぶん殴らなきゃ。…こんなの、誰も救われない」「私はこの世界の結末を見届けなければならない。それがたとえ、」 ───かつて、聖杯戦争を共に駆けた戦友を。何度でも自分に手を伸ばしてくれる友人達を。 青年は、待ち続けている。闇だけが支配する世界で一人、自身を終焉に導かせてくれる彼らを。 ───ただ、待ち続けている。 日出づる国 極東の国 「サーヴァントは過去を生きた人間の影法師…なれど、その憎悪まで消えたわけではあるまい」 最期に聞こえたのは、憎悪と命を燃やす炎の音だった 全てを奪われた復讐者の慟哭の物語。 目的→人間を殺して鬼や妖怪達 |