同田貫
「お前達は、守る為の存在なんだよ」
主はそう言った。よく分からない。
「俺たちは鎧じゃねえ、武器なんだ。強けりゃそれでいいし、同田貫正国は強さの象徴だ」
「なるほど」
たしかにな、と頷いた主は、ただ、と続ける。
「お前達を顕現したのは、歴史を守る為だ。どれだけ鋭い刃でも、振るうその腕は守る為に存在している」
お前のその体も、大切なものを守る為に使うんだよ。
主はそう言ったが、どうにもピンと来なくて頭を掻いた。
「なあ。使う側ってのは、そうやってごちゃごちゃ考えないといけねーのか」
クスリと笑った主は「まあ、なんだ。主は私なんだ。お前は強ければいいよ」と言った。
なんだよ、俺が言った通りじゃねえか。