浮気疑惑
夢主の浮気疑惑
電話がなった。罪木さんからだ。こんな遅くからなんて、どうしたのだろうか。
「……はい。もしもし、みょうじなまえです。罪木さん?」
『あ…繋がりましたぁ?』
「繋がったぞ。なにかあったのか?」
『えへへ…何もありませぇん。…でも、強いて言うなら、ですねぇ…
なんで今、ホテルにいるんですか?』
その一言で固まった。なんでホテルにいることを知ってる?GPS?まさか後をつけているのか?いや、罪木さんだしそんなことはしないはずだ。
『誰かと一緒に居るんですよねぇ?』
一緒にいることまで分かってるのか!?まさか、盗撮……
『うふふ……はやく白状してくださいよぉ…みょうじさぁん?』
「いっ、いやいやいや!待ってくれ!まずは何で私がホテルに一人で居ない事を知っているんだ!?」
『えぇ?そんなの、簡単ですよぉ。…盗撮ですぅ』
ほんとに盗撮してた…だと……!
あぁ…なんてことだ…私の中の罪木さんのイメージが今、ガラガラと崩れていったぞ…元から周りが見えなくなる位、人に好かれようとしてるところとか見てたが…まさかここまでとは…
『みょうじさん…?次はみょうじさんが白状するばんですよぉ?』
『…分かった。私は今、かわいい盾子と居るんだ…何つって!ギャハハ!ぜっつぼう的に似合わねー!』
「えっ…江ノ島!?なんで罪木さんの部屋に居るんだよ!」
『えー?ちょっとぉ、みょうじ?そのいい方は酷くない?超高校級の分析能力にかかれば、こんな部屋の鍵なんて開けられますよ…』
「こんな事に才能を使うな…!」
『…みょうじさん…何時になったら白状するんですかぁ?私、待ちくたびれちゃいますよぉ?…まぁ、誰とかなんて分かってますけどねぇ?』
最後の一言に背筋が凍った。一体どこまで盗撮しているんだ…
『はやく言ってくださいよぉ!一体どこの馬の骨のアマと居るんですかぁ!?』
「ひぃ!?罪木さん、落ち着いてくれ!」
『うへー!正にドッロドロの修羅場って感じですねー!女同士だから余計にドロドロさが増してるぅー!』
「江ノ島五月蝿え!一旦その五月蝿いぐちを閉じろや!」
「アァぁん!なにその罵声痺れるぅ!」
喘ぐなよ…本当に五月蝿い。あとどちらかと言うと罪木さんのが聞きたかった。うん。
『もういいです…限界です…』
「つ、罪木さん…?」
『今から突入しますね!みょうじさんのいるホテルに!』
「は、え!?ちょ、ちょっと待ってくれ……!」