ご飯の前に(ジェシー)
※高低すかいぷにてのお題【ジェシー×シャワー】




シャワーの音を聞きながら夕飯の支度をしていると、音が止みドアが開く音がした。


「Hi!」


バスルームから聞こえたジェシーの声に「タオルは横にあるよー」と声をかける。


「ねぇんだけどー」
「まだあると思うんだけどー」
「んー、わかんね。このままあがっていっていーいー?」
「駄目!!」


濡れた体で来られたら後がめんどくさい。
近くにあったバスタオルを掴んで向かう。


バスルームのドアをノックするが、またシャワーの音が聞こえた。
体が冷えちゃったんだろうなぁとドアを開き中を見る。
浴室ドアの向こうに人影を見て脱衣所に足を踏み入れる。


「タオルここに置いておくね」
「Okay. thank you.」


ドア越しに聞こえた返答を聞いて、着替えの上にバスタオルを置く。
タオル早めに補充しなきゃなぁ、といつものタオルの置き場に目を向ける。


「あれ?」


おかしい。さっきジェシーに聞いた時はないって言ってたのに…。
そこにはまだ数枚残っているバスタオル。
おかしいなぁ見つけられなかったのかなぁと首を傾げる。
考えていてガチャっと背後から聞こえたドアが開く音に気付かなかった。
後ろから伸びてきた腕が首に周り、そのまま背中に熱を感じる。


「騙された?」
「ひゃっ!!」


いきなり抱き締められた事と耳元で囁かれ事に驚いて声を上げる。



「もう、ジェシー!」


犯人の名前を呼べばハハハっと笑い声が聞こえて背中の熱が離れる。
振り返ると既にパンツを履き首にタオルを下げているジェシーの姿。

「悪かったって」と笑う彼に頬を膨らます。

「そんなことすると、ご飯食べさせないよ」
「What's!?悪かった!ごめんって!」


"ご飯"を口にすると焦って謝る彼に笑ってしまった。


「ふふっ、いいよ。ご飯食べよ」


ちゃんと服着てね、と伝えて夕飯の準備を再開するべく台所に足を進めた。
「はーい」と返事する彼が大好きなお酒も準備しなくちゃ。


(2017.12.12)
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