視線で追う毎日(∞コブラ)
診断メーカーお題【君を視線で追う毎日】
カウンター越しに見える龍也さんとなまえさん。
最近、龍也さんに料理を教えてもらうためにカウンターの奥に立っている彼女は今は眉間に皺を寄せてフライパンと睨めっこをしている。
先日、なまえさんに『味見係になって!』と頭を下げられた時は何がどうしたものかとテンパっていた。
今は、毎回料理が出てくるまでウズウズしている自分が居る。
出来た料理を目の前まで運んできてくれるなまえさんを視線で追う毎日。
こんな毎日がいつまでも続けばいいなんて考えていたらぱたぱたと歩いてきた彼女。
「出来たよ!」
目の前に置かれたオムライス。
ケチャップで∞マークが書かれていた。
自信満々ななまえさんが「出来たてをどうぞ!」と言うものだから両手を合わせて口を開く。
「頂きます!!」
スプーンで一口分を掬うとホカホカの湯気が目の前で踊る。
一口、口にするとチキンライスと優しい玉子の味が広がった。
キラキラとした目で見てくる彼女に答える様にもう一口、二口。
あっという間に空っぽになった皿をテーブルに置く。
「ご馳走様です!なまえさん、どんどんうまくなってますよ!!」
素直に食べた感想を言うと嬉しそうガッツポーズする彼女が可愛くて、満腹な本音を隠して口にする
「おかわりしてもいいっすか?」
「喜んで!」
満面の笑みのなまえが見れた俺は小さくガッツポーズをした。
(2017.12.17)1/22
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