20180126 追記







「出水、来るのはやかったねー!」


「いやいやいや、お前な?
まじでこれどーすんの?」

出水が全身ずぶ濡れのまま砂浜に上がって行く。

もう諦めて泳げばいいのに。

「弾バカも仲間に入れてよかったな!」


「よかねーよ!!!
お前ら本当にバカだな?!」

「えー?気持ちいいのにね?」


「お前はもっと羞恥心を持て!
下着透けてんぞ!!!!」


「いやだわ、出水くんデリカシーのないこと言わないで」

せっかく楽しく着衣泳してるんだから。

「そうよ、公平くんモテナイワヨ」


「あー!槍バカは黙ってろ!
そんで巫条はこれでも着てろ!」


「えー?
出水のセーター濡れちゃうよ?」

「そんな馬鹿丸出しでいられる方が困んだよ!!!」

もー、そんな怒らないでよー!

仕方ないから着替えるとするか。

「っんで、お前はそこでワイシャツ脱ぐんだよッ!!!!」


はあ?お前がセーター着ろって言ったんだろ…。

助けを求めて米屋を振り返るも、呆れたようにため息をつかれた。

「霧絵チャンは男心を勉強しような?」


「米屋にまでばかにされた!
さすがにパンイチでズボン絞ってるお前にだけは言われたくない!!!」

「えー?いちご可愛くね?」

「可愛いけど!
そしてわたしもいちごだけど!」

「おれ東城な?」

「えー、つかさちゃんって出水ぽい」

わたし唯?さつき?梢?

「脇役だな?」


「お前らにはついてけねーわ」


「まあまあ、砂まみれになっちゃったことだし玉狛でシャワーでも浴びようじゃないか!!」


「陽太郎のおやつでも買ってきゃ、風呂と洗濯機ぐらいかしてくれるだろー」


「そうと決まれば、出水!!!
そんなところでうずくまってないで行くよ!!!」




今日はまだまだ終わらない。