サマーインザシー主人公







「三輪いるーっ!?」

「おー、巫条」

「あ、いた!三輪おはよう!
米屋も今日は遅刻してないね、えらいえらい」

「お前はおれの姉ちゃんか」

「んー、私は米屋みたいな弟より北添さんみたいなかっこいいお兄ちゃんが欲しいなあ」

ボディがね、いいよね。ボディが。

「じゃなくてね、三輪この前のこれありがとね!助かったー!
あ、これお礼ね。これ好きでしょ?
あと、これ昨日の任務の時のノート。
この辺テストに出るらしよー」

無言の三輪にあれこれ渡しながら一方的に話かける。

「おれとの扱い違い過ぎじゃね?」

「え?いやこれ選択科目のやつだし、そもそも米屋ノートとかとってないじゃん。いるの?」

「とってねーけど、いるかいらないかは聞いて欲しいのが男心じゃん?」

「なにそのめんどくさい彼女みたいなやつ…」

三輪が呆れたような顔をしている。


「…陽介、当番だから先に行く。
それと、巫条ノート助かる。コーヒーもありがとう。」

「米屋笑われてるよ」

三輪が教室から出て行くのと入れ替わりに吃逆が止まらない猫みたいな顔の出水が入ってきた。

「おれ、三輪ありがとう初めて聞いたかもしんね」

「えー?そう??三輪は出水と違って素直でいいこだよ?」

なんかこう妹を彷彿とさせるんだよねえ。私は心の中ではしゅうちゃんって呼んでるよ!

「無許可じゃねーか」

「根暗で真面目なところがそっくりなんだけどなあ…」

「悪口?」

「三輪くんと私の妹はね、出水みたいなチャラチャラした自称天才は嫌いなんだよ…」

「ふざけんな」

「ぷぷぷ」

「巫条の妹って近界人すべて殺す芸人?」

「えー、いや、んと、
三輪の根暗真面目さに太刀川さんのダンガーさを足して香取隊の麓郎くんに入れた感じ?」

「足しても割んねーの?」

「割らない」

「混沌と言う名のカオス」

「それ一緒だから…
あとは、色黒だけど胸は大きいよ!」

「とりあえず、姉妹が血が繋がってない事がわかった」

「ぶっとばすぞ!誰が幼児体型だ!」

『そこまでは言ってない』

「うちの両親に謝れっ」








私の妹はフルーツグラノーラのフルーツだけ拾って食べます。