私は一体、何時間寝てしまったのだろうか。昼寝をすると言ってベッドに入ってからの記憶がない。目が覚めると、すでに窓の外が真っ暗だった。
「……いいや。夜ならこのまま寝ちゃお」
再び毛布の中へ潜り込むと、隣に何かの感触が。
「んん……蹴った、今」
「え、スパナ?」
「……ウチじゃ不満か?」
「や、あの…」
なんでスパナがここに。今日は徹夜だとか何とか言っていたくせに。今まだ0時よ? なんでいるの?
「なまえと寝たかったから」
「えっ」
「早めに仕上げてきた」
そう言いながら、私の胸元へもぞもぞと擦り寄ってくる。よほど眠いのか、普段とは違って目がとろんとしていて、なんだか可愛く見えてしまった。
「スパナ、眠い?」
「……まあ…ここ3日は徹夜だったから」
「そっか。そういえば一緒にベッドで寝るのも、すごく久し振りだね」
「………ん」
綺麗な金色の髪を梳き、その感触をどこか懐かしみながら再び眠りに就いた。
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