任務の疲れを少しでも癒そうと横になっている俺の上に乗っているのは、なまえ。昨日帰ったばかりの俺は、明日からすでに新しい任務が入っていて、正直眠い。頼む、寝かしてくれ……。

「お、おい…なまえ……頼むから寝かしてくれ。俺疲れて……」
「父さん、起きてー! はやく!」

 俺の腹の上でゴロゴロと転がったり、ぴょんぴょん跳ねたりするなまえに、“いてっ”と声を漏らしながら小さく身を捩る。しかし、まだ幼くて加減を知らないなまえは、そんな俺の反応にはお構いなしに動き回るのだ。

「あー……分かったよ。起きるって…」
「父さん! だいすき!」
「…ありがとな」

 抱きついて擦り寄ってくるので、返事をしながら頭を撫でる。それだけで満足したのか、なまえの体からふっと力が抜けて、重くなった。

「あーあー、寝ちまったのかよ……人の事は散々起こしといて」
「……ん…おと…さん」
「ったく、めんどくせーな…」

 腹の上で眠るなまえを抱き上げ、布団へ寝かせてタオルを掛けてやる。ころんと小さな寝返りを打つ娘の姿を見て、平和だなー…と呟くと、隣へ一緒に横になった。



「父さーん、本読んでー!」
「あー? …もう起きたのかよ、なまえ……」
「ナルトおじちゃんからもらった絵本、読んで!」
「わーったよ、読むから! 腹でゴロゴロすんな!」


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