「うおお…巻ちゃん……」
「東堂さん、元気出してください」
「そうですよ! 次はセンターオブジアースですよ!」
「え…?」
『キャアアアアア(センターの落下によるゲストたちの悲鳴)』
「い! や! だあああ!」
「まあ、そう言うなって。あれ乗ったらちょうどトイマニ乗れるくらいの時間なんだよ、尽八」
「でも、ほら! さっき100分待ちだっただろう! そんなに待つのヒマだろう!?」
「これがラッキーなことに、さっきシステム調整で止まっててよォ。今再開したばっかで人あんまいなくて、20分待ちなんだわ」
「なぜ!! 今!!!」
「タイミングいいよなァ」
「よくない゛ぞ゛ぉおお゛」



「そうだ。ファストパス取れる時間になってたし、さっきレイジング取っといたぜ」
「え」
「1回転するやつ」
「なぜオレに相談なく、そんな危険なやつ取った!! 報告! 連絡! 相談!」
「オメー電話してただろうが」
「くそぉお!」
「まーまー、1回転つってもちーっちゃく回るだけだぞ? 尽八」
「ほんとだろうな……」
「ああ。回転の直径が小さいだけに、重力がかなりかかる。首や腰を痛めやすいから、頭は必ず座席につけて上げておけ。さもないと首を折る恐れも「福チャン!!! 余計なことは言うな!!」…む」
「折れ…!?」
「折れねーよ! 折れたことねーよ!」
「ほ、ほんとだろうな…!?」
「ほんとほんと!」
「うぐぅ…」



「ほら、テラベーター乗るってよ」
「テラベーター…これが…」
「地下まで下がるらしい」
「実際は上がっているんだぞ」
「そうなのか!」
「下がってるようにしか見えん…」
「目盛りが下がったり、屋根に石や砂が当たる音がしたり、下っているように感じる演出がされている」
「すごい! すごいや!」
「真波は楽しそうだなぁ」
「乗ったら荷物ちゃんとしまえよ。帽子とかカチューシャ飛ぶからな」
「はーい」
「テメーにも言ってんだぞ、東堂」
「おっ、おう」
「そのふざけたカチューシャ飛ばされても知らねーぜ」
「お母さんのようだな靖友」
「ブッ飛ばすぞ新開」



「東堂、最前行くか?」
「絶対に嫌だ」
「オレ! オレ最前列がいいです!」
「真波は元気だな」
「真波と最前行くやつ!」
「じゃーオレ行くかな」
「んじゃオレと福チャン真ん中で、泉田と東堂後ろな」
「うう…乗らなきゃダメなのか…?」
「今乗っちまったから諦めろ」
「頑張れ尽八」
「落ちんのなんか一瞬だ、一瞬!」
「本当に一瞬だろうな!」
「ああ」
「真波、バー下げてから荷物しまうんだぞ」
「はーい」



「待ってくれ!! 気持ち悪い物がいっぱいいる!!!」
「地底探検って設定だからなァ。そりゃ未知の生物もいんだろ」
「泉田…オレは死ぬかもしれない…」
「タワテラで生きてたんだから、死にませんって」
「わああキノコだ! 大きい!」
「真波、身を乗り出すな」
「新開さん! なんか気持ち悪い虫が!」
「ああ。あんまり身を乗り出すと食われるぞ、真波」
「あつ!」
「そうそう、火も出る」
「先に言ってくださいよー」
「福チャン! そろそろ加速だぜ」
「そうなのか?」
「モンスター出たら加速すっから振り落とされんなよ東堂!」
「どういうことだ荒『ギャアアアアア(※モンスター)』あ゛ぁぁあああ!!」
「加速すっぞ!」
「死ぬうううううう」
「速い! 速い!!」
「真波頼むから乗り出さないでくれ! 心臓に悪い!」
「わあああ!」
「ぎゃあああああ!!!!」
「すごい!! ほんとに投げ出されるみたいだ!! オレ、生きてる!!」
「…」
「後ろは生きてるかァ?」
「…」
「荒北さん! 東堂さん魂抜けてます!」
「そうか。ほっとけ」



「う、うっ…」
「東堂さんふらついてます!」
「そのうち治る。ほっとけ」
「東堂、水飲むか」
「ありがとうフク…えっ…」

(ディズニー柄のペットボトル)

「ああ…パークに入ってから買ったんだが、ラベルがディズニーキャラクターだった」
「(可愛いな…)」
「腹減ったな寿一」
「そうだな、そろそろどこかに入るか」


(ここで力尽きたので終了)


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