杏里:あ、あの…話を…

帝人:聞いてくれ…ない、ね

紀田:なあ頼むから静かにしろよ! 帝人たちが困ってるから話聞けよ! あといい加減俺の言うこと聞けよ!

静雄:なんで手前が席隣なんだよ!

臨也:仕方ないだろ? 席替えはクジ引きで決まったんだから。クジ引きでもない限り、俺だってシズちゃんの隣になんか来ないよ。ふん

帝人:ふんって

静雄:なんでお前が俺の隣引くんだよ、あ"ぁあ!?

臨也:運命だったりして

静雄:よーし殺す、ちょっと面貸せ

紀田:こらこらこらストップ! 今何してると思ってんだ! はい、折原!

臨也:うんどーかいの説明

紀田:そうだ。じゃあ静雄、今しなきゃいけないことは?

静雄:知らね

紀田:反抗期か! もーいいや、じゃあ矢霧!

誠二:……黙って学級委員の話を聞く…?

紀田:ぴんぽーん、優秀。分かったかお前ら

臨也:ふん

静雄:チッ

美香:きゃー! 誠二さんステキ!

誠二:わっ…苦しいだろ、急に抱き着いたら

紀田:…………え、何だろう今の瞬間のモヤモヤ

帝人:静かになったので続けます

紀田:俺は無視? 無視なの?



(運動会当日)

静雄:いーざーやーくーん? これは何かなぁ…

臨也:紅白帽

静雄:誰が被るかこんなモン! 手前が被ってろ馬ァ鹿!

臨也:見て見てシズちゃん! ウルトラマン! 似合う?

静雄:……… (無言で紅白帽を破り捨てる)

臨也:ちょっ…今俺、結構楽しんでたのに!

静雄:手前、脳味噌ん中にお花が咲いてんじゃねーのか

紀田:並べ、ほら! 赤組こっち側!

静雄:お前赤組だったのか

臨也:同じ白組じゃなくて寂しい?

静雄:あー、ちょっと死ね

臨也:酷いなあ。シズちゃんこそラジオ体操第2の内容分からなくてひとりだけぽつん…ってなればいいのに

静雄:ラジオ体操くらい全部できるっての。ナメんなよ

臨也:じゃあ靴紐踏んで転べ

静雄:お前がな

臨也:シズちゃんがね

静雄:運動会実行委員の挨拶の途中で貧血で倒れろ

臨也:やだよ。シズちゃんこそ前屈で腰折れればいい

静雄:折れるか阿呆

臨也:ほら、体操だってさ。狭いからあっち行ってよ

静雄:手前が行け

紀田:さっきから私語ばっかりお前らは…静雄と帝人、並び順交換

帝人:え…はい……(せっかく学級委員が先頭で園原さんの隣だったのに)



(体操中)

臨也:………えい

静雄:痛っ (振り向く)

臨也:(ふいっ)

静雄:今あからさまに視線逸らしたよな、ん? 手前だな、小石投げたのは。手前しかいねぇよな

臨也:知らなーい

静雄:風で砂が目に入って痛みで死ね

紀田:なんでお前ら黙って体操できないんだよ! 折原は石投げんな! めっ!

臨也:静雄くんが先にやりました

紀田:残念ながら石投げる瞬間は俺からモロに見えたし騙されません

静雄:だっせ

臨也:………



(第1種目:借り物競争)

臨也:負けないからねシズちゃん

静雄:言ってろ

門田:黙って位置につけー

臨也:もっとそっち行ってよ

静雄:死ね

門田:よーい、

(パンッ)

静雄:ついてくんな!

臨也:いやこれコースだからっていうか早! 待て!

静雄:待つか阿呆 (紙を拾う) ………

臨也:何固まってんの? (紙を拾う) ………

静雄→【メガネ萌えっ子】

臨也→【ハルヒっぽい子】

門田:……あいつら固まってんだがお前らカードに何書いた

狩沢:いろいろよぉー

遊馬崎:引いてからのヲタのしみっすよー!

門田:……… (なんで俺こいつらに任せたんだ)

(第1種目中止、カード回収)



(第2種目:綱引き)

帝人:こっちには静雄くんもいるし、確実に勝てるね

静雄:そうか?

サイモン:ヨーイ、ハジメ!

(一斉に踏ん張る)

サイモン:ッテ言ッタラ ハジメルヨー

静雄:……サイモン先生よォー…冗談は図体のデカさだけにしろよ…?

サイモン:オー、怖い怖いネ。ハジメ!

静雄:いきなりかよ! っおらぁあああ!

臨也:いっったぁあああ!

(ズサァアアア)

サイモン:ハーイ、赤組大将ノ臨也ガ 中心ノ線越えたヨー! 白組ノ勝ちネー!

静雄:………俺何かしたか? 力入れた瞬間勝ったんだが

帝人:……一瞬だったね

(白組の勝ち)



(第3種目:棒倒し)

静雄:うらぁあああああ!

帝人:ひい!

美香:きゃっ…!

誠二:危ないから離れていよう

美香:はい、誠二さん

(美香・誠二、離脱)

臨也:待ってよシズちゃん…まさか……

静雄:ほら、よっ……臨也ぁああ!

臨也:わ、ちょっ、嘘でしょ!

帝人:わぁあああ先生、先生ーっ!

紀田:待て待て待て! 何やってんだ静雄!

(静雄がひとりで棒を引っこ抜いて臨也に投げたので、中止)



(第4種目:リレー)

帝人:そ、そ、園原さん…速……さすが体育の成績も10……はあっ、げほっ

杏里:……は、はい

臨也:はーい、あとは俺に任せてゆっくり休んでてねー (にこにこ)

静雄:(イラッ) 早くバトンを寄越しやがれ!

帝人:ひい! は、はいっ…!

静雄:遅ぇよ馬鹿!

帝人:(めちゃめちゃ怒られた…)

臨也:うわ、もう来た

静雄:いぃいざぁぁやぁあああ! 止まれぇえ!

臨也:これリレーだよ、止まるわけないじゃないか

静雄:手前ぇえええ!

臨也:こっこまでおーいでーっっあう!

(ズサァ)

臨也:痛い…

静雄:おお。ナイススライディング (臨也の背中の上を走り去る)

臨也:うぐっ

静雄:ごくろーさん

臨也:くっ…シズちゃんの踏み台になってたまるか!

静雄:うお、復活しやがった

臨也:負けるくらいなら足引っ張って転ばせてやる!

静雄:はぁ? ……あ

門田:はい、ゴールな。お前1位

静雄:…………

臨也:嘘!

門田:嘘じゃねーよ、明らかに静雄のが速かっただろうが

臨也:………

門田:お前らアンカーだから白組の勝ちな

(臨也が巻き返そうとするも結局白組の優勝)



門田:ほらよ、頑張ったな

静雄:っす

臨也:いいなぁトロフィー

静雄:こっち見んな

臨也:ちょっと持たせてよ

静雄:死ね

紀田:壊すなよ、トロフィー

静雄:臨也ァアアア!

紀田:ああっ! 言ったそばから振り回すな!

門田:……… (おとなしくできねぇんだな、こいつら)

臨也:先生、静雄くんに殴られた

紀田:あーそう

臨也:静雄くんを殴ってやってください!

紀田:体罰で俺が捕まるわ

臨也:じゃあ静雄くんの通信簿をオール1にしてください

静雄:お い 、面 貸 せ

臨也:ヤダ!

紀田:ちょ、せめてトロフィー置いてけ! それ結構高いんだから

(ばきっ)

紀田:……………もういい好きにしろ

(誰も紀田先生の言うことを聞かない運動会)

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