新羅:ああ、白衣に牛乳が…
帝人:よかったね、目立たなくて
新羅:取り替えてくる……
(ぴんぽーん)
美香:せーいーじーさーんっ!
新羅:あ、誠二。お迎えだよ!
セルティ[いらっしゃい、いつもお迎えありがとう。たまには誠二から行かせないとね]
美香:いえ、お迎えも楽しいですから!
誠二:ごめん、遅くなった
美香:きゃ! 誠二さん今日もステキですっ!
誠二:じゃあ母さん、行ってくるよ
セルティ[行ってらっしゃい]
千景:いいな誠二…あんな彼女が…
セルティ[千景はいないのか?]
千景:特定の彼女はいない
新羅:寂しい青春だなあ
千景:親父に言われたかねーよ
新羅:ぼ、僕には昔からセルティがいたからいいの! ね、セルティ!
セルティ[熱くないか? 正臣も帝人も]
帝人:大丈夫だよ
正臣:皿はめっちゃ熱いけどなー!
帝人:その報告要らないよ
正臣:くっ…ツッコミが厳しい…
セルティ[ちょっと温めすぎたかな…]
新羅:………
千景:母さんにシカトされてんじゃん
新羅:くそっ……セルティの子煩悩!
千景:子煩悩の使い方が確実に違う
▼
舞流:お腹すいたーっ! そろそろ私もご飯食べよっかなー。クル姉は?
九瑠璃:食… (たべる)
セルティ[今温めるから。先にサラダでも食べてて]
千景:母さん、俺も
新羅:待って千景。なんで僕のことは親父で、セルティのことは母さん? 僕を親父というなら、セルティはお袋じゃないのか!
千景:なんとなく
新羅:差別だ…
千景:美味いかー? 杏里
杏里:う、うん
千景:かーわいーなー、妹じゃなかったら彼女にするのに
正臣:兄貴、杏里に触るなっ!
千景:痛! フォークで刺したろ今!
正臣:女取っ替え引っ替えしてるその汚い手で、杏里に触んな!
千景:お互い様だろナンパ野郎
正臣:なっ、俺は
帝人:二人ともどっちもどっちだよ
新羅:ほんと。二人とも女ったらしには変わりない。どんぐりの背くらべだね
セルティ[ほら、杏里は食べ終わったなら学校、学校!]
杏里:あ、はいっ
千景:ああっ杏里ぃ!
舞流:チカ兄こっち向かないでー
九瑠璃:恐 (きもちわるい)
新羅:千景、椅子の上で体育座りはやめなさい。行儀が悪いよ。九瑠璃たちも、お兄ちゃんを虐めないの
▼
臨也:ただいまー
新羅:あれ、もう仕事終わり?
臨也:まさか。これからまた出るよ
新羅:あっそう、気をつけてね
臨也:なんか俺に冷たくない?
新羅:いやいや、20歳を過ぎた息子にヘタに干渉するほうが気持ち悪いよ
臨也:そうだけどさぁ
新羅:静雄は?
臨也:さあ? 俺を追いかけてる途中で仕事の時間思い出したみたい。いなくなった
新羅:ふーん。静雄もちゃんと仕事してるんだな…パパ嬉しいよ。ね、母さん
セルティ[ずいぶん職場を転々としたからな、落ち着いてよかった]
臨也:じゃ、俺もう1回出るよ。あ、サラダだけ持ってっていい? オフィスで食べる
セルティ[皿で持っていくのか?]
臨也:……やだなぁ母さん。タッパーに入れてよ
セルティ[あ、ああ! そうか]
新羅:ちょっと天然なセルティもイイ、愛しい! 抜けてるところも愛してる!
臨也:あ、あと…悪いけど、今日中に俺のスーツ出しといてもらえる?
新羅:はいはい
臨也:どーも。行ってきまーす…あ。正臣、その後頭部の寝癖直しとかなきゃ、ナンパ失敗するんじゃない?
正臣:はっ…うあ! マジだ!
臨也:じゃーねー
舞流:イザ兄、お土産待ってるね!
臨也:誰が買うか
舞流:お寿司でいーよっ
臨也:買わないったら
舞流:大トロっ大トロっ!
新羅:あ、大トロ僕も食べたい! 買ってきてよ臨也!
舞流:イザ兄ーお願いお願いっ
臨也:あーもう、気が向いたらね
舞流:わーい! イザ兄ほんのちょっっっっとだけ好きーっ!
臨也:……寿司なんか買うもんか
舞流:嘘、嘘だってば、大好き! イザ兄大好きだからお寿司っ……行っちゃったー…
新羅:大丈夫、大丈夫。臨也ならきっとサイモンの所で買ってきてくれるよ
九瑠璃:座 (すわりなさい)
舞流:はーい…
千景:俺は? 俺のことは好き? 好きなら寿司買ってやってもいいぜ? ん?
舞流:ごちそうさまっ! 美味しかったよお母さーんっ
九瑠璃:旨 (おいしかった)
セルティ[ありがとう、二人とも!]
舞流:クル姉、池袋散策でも行こっかー!
九瑠璃:待…服… (待って、着替えなきゃ)
舞流:あー私もだっ! パジャマのまま!
千景:シカトか? シカトなのか?
正臣:帝人、完璧遅刻っぽいぞ
帝人:ほんとだ。普通にお茶飲んで落ち着いちゃってたよ、今
正臣:さぼってナンパ行っちゃう?
新羅:こら。学校行きなさい
正臣:…はーい。帝人行こーぜっ
帝人:寝癖そのままでいいの? まだ髪立ってるけど
正臣:え! まだ?
帝人:嘘。行ってきます
正臣:あ、帝人! 待てって! 行ってきまーす!
新羅:仲良しだなあ
セルティ[兄弟が仲良しって嬉しいな]
新羅:うん。あ、九瑠璃たちも行くの?
舞流:着替えたから! 行ってきまーす
九瑠璃:待…舞流… (待って、マイル)
舞流:はやくはやくーっ
新羅:元気だなあ。あれ、千景はどこにも行かないの?
千景:や、午後から出かける
新羅:そう。喧嘩とかやめてね
千景:……少なくとも女がいる所ではしないから、安心しろって
新羅:信用ならないなぁ
▼
波江:ただいま
新羅:ずいぶん早いね
波江:臨也帰ってない?
新羅:さっき出ていったけど…
波江:もう、すれ違いなんて面倒ね!
セルティ[オフィスじゃないのか?]
波江:一旦帰るって言って、私にオフィスを任せて出ていったきりよ。ムカつくから帰ってきてやったわ
新羅:波江…仮にも仕事なんだから…
波江:臨也ったら人に事務やら料理やらさせて、自分は寝ていたのよ? 信じられない
▼
臨也:ただいまー…げっ、波江
波江:何よ。ここは私の家でもあるんだから。帰ってちゃ悪い?
臨也:…いーえ、別にぃ?
波江:毒盛るわよあんた
臨也:遠慮するよ、姉 さ ん
波江:死ねばいいわ
新羅:まあまあ、仲良くして
臨也:あ、サイモンに寿司頼んどいたから。晩ご飯は作らないでよね
新羅:買ってくれたんだ? 大トロ頼んだのに気前いいねぇ
臨也:ぜーんぶシズちゃんにツケたよ
新羅:…へえ
臨也:今頃多額請求に驚いてるだろうな……ふっ…あははは! いい気味だぁっ痛!!
静雄:へぇー、それで俺にこの請求かあ…臨也くんよォー……
臨也:……あれ? おかしいなぁ。帰ってくんの早くない? 仕事は?
トム:静雄……おま、何で寿司屋の電話で急に走り出すんだよ、ビビるべ!
静雄:すんません。今このノミ蟲野郎を捻り潰したら、仕事戻りますから…
トム:……あー、早くしろよ
静雄:っす
新羅:どうでもいいけど外でやってね
波江:馬鹿馬鹿しい。私やっぱり仕事に戻るわ
▼
舞流:たっだいまー! お腹すいて帰ってきちゃったー!
九瑠璃:金、忘…… (お財布忘れた)
新羅:おかえり。臨也が晩ご飯にお寿司注文してくれたよ
舞流:やったぁ、イザ兄ありがと! ねえ、大トロちゃんとあるよねぇ? あれ、シズ兄もいる! なんで? 仕事は?
静雄:あー、お前らちょっとどいてろ
舞流:イーザ兄っ!
臨也:動きづらいから飛びつくな! どいてよお願いだから!
舞流:大好きーっ (※お寿司が)
臨也:はいはい俺も好きだよ離れてよ!
静雄:とりあえず外出ろ、家は壊せねえ
臨也:言われなくても出るよっ
(ばたん!)
静雄:手前、ドア閉めんな面倒くせぇ!
(がちゃ)
トム:お、終わっ…たか?
静雄:……臨也来ましたよね、今
トム:あ、ああ。猛スピードで走ってった
静雄:い ざ や ァ ア !
トム:あ、待っ…おい、静雄!
新羅:すみません、うちの子が
トム:あー…いやいや、俺の監視が行き届きませんで
セルティ[お茶でも飲んでいってください]
新羅:そりゃいいねセルティ、普段の静雄の働きぶりも聞きたいな
トム:じゃあ…正直あいつ追いかけて疲れたし…ちょっとだけ
新羅:どうぞどうぞー。舞流たちは大人しくしててね、冷凍庫のアイス食べていいから。ああ…冷蔵庫のプリンは駄目だよ、幽が静雄に買った物だからね!
舞流:はーい! アイスアイスっ!
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