舞流:お 寿 司 だ ー !
九瑠璃:静… (だまって)
新羅:ご飯の前なんだから、お手々洗ってらっしゃい
セルティ[まるで母親だな]
新羅:まあね。僕は君の言葉を代弁しているんだよ
セルティ[そういうのは自分で言いたい]
新羅:………
臨也:あ、落ち込んでる!
セルティ[喜ぶな、臨也]
正臣:もう食べていい?
京平:駄目
臨也:ガリは?
京平:駄目だ
絵理華:コーラはぁ?
ウォーカー:コーラ! コーラッ!
京平:…冷蔵庫
絵理華:さっすがー!
(がさごそ)
ウォーカー:…………
絵理華:…………
ウォーカー:これ、ここここれ、
絵理華:うわ、あばばばば!
ウォーカー:お兄ちゃぁあああん!
絵理華:愛してる、愛してるー!
京平:うお、は、離せ! 何だよ!
ウォーカー:レアっす、レアっすよ!
絵理華:どっちの手でこのコーラ選んだの!?
京平:あ? 確か…右手でドア開けて…左手で取った、か?
ウォーカー:かかかか神の左手っす! ゴッドオブレフト!
絵理華:え、レフトオブゴッドだよ!
京平:も、もういいから離してくれ。なんか気持ち悪いから手を握るな…
臨也:ていうかさぁ、皆もっと俺に感謝すべきだよねえ? 俺が注文してきたから食べられるわけだよ? お寿司をさぁ!
舞流:でも食べたいって最初に言ったのは私だよ!
臨也:………へ?
波江:そうね。舞流が食べたいって言わなかったら、今晩はお寿司じゃなかったわね
舞流:私のおかげー? えへへ
千景:よくやったな、舞流。ご褒美に、舞流の大好きなお兄ちゃんから熱いキ
舞流:いらなぁあい!
千景:………
正臣:大声で拒否られた
帝人:ほっといてあげなよ
静雄:今日は寿司か
新羅:おかえり、静雄。ご飯の前なんだからお手々洗ってらっしゃい
静雄:……………ああ
新羅:なんだろう、軽蔑の眼差しで見つめられたんだけど
セルティ[母親口調をやめたらどうだ]
千景:なあ正臣
正臣:何その真剣な顔…気持ち悪いっつか怖い…
千景:お前さ、ウチの可愛い可愛い女性陣に冷たくされたことあるか?
正臣:えー……波江姉さんなら何回か?
千景:ほ…他は?
正臣:別にフツー。っつか喧嘩すらしねーし……あ、九瑠璃はちょっと意味わかんないときあるけど……うん、そんくらい
千景:例えばこう…俺みたいによ、キスを拒まれたりシカトされたり抱きしめようとして急所を蹴られたりシカトされたり、なんてことは…?
正臣:俺まず姉妹相手にそういう気を起こさねーから、ないっつーの!
千景:そんな馬鹿な…っ!
正臣:いや、マジな顔されても困るー
新羅:こそこそ話してないでお皿まわして
正臣:父さん、千景お兄様が放心状態に
新羅:じゃあ放っといて。どうしようもないから
正臣:あーい
京平:……杏里、こっち座れ
杏里:えっ?
京平:たぶん今千景の隣に座るのは危ねーから。こっちなら静雄もいるし安心だろ
杏里:あ…は、はいっ
京平:……そろそろだから早くしろ
杏里:そろそろ?
千景:杏里ぃいいい! お兄ちゃんそんなに変? つーか俺杏里が嫌がることなんかしたことあるか!?
波江:………死ね
千景:……………ごめ、なさ…ぃ…
京平:間に合ったな…
静雄:杏里、お前ここで食え。お前は姉貴みてぇに拒絶できないだろ
京平:それにしても千景、波江に抱きつくとは勇者だな
波江:あら、どういう意味?
臨也:ちょっ…シズちゃん! それ俺のガリ!
静雄:あっちにもあるだろーが。正臣にもらえ
臨也:俺はそれが食べたかったの!
静雄:どれも一緒だろ
臨也:シズちゃんの馬鹿ぁあ!
静雄:うるせえな
新羅:ちょっと、お寿司食べてるんだから! 喧嘩なんかしたら怒るよ!
舞流:シズ兄、ほら! お寿司だよお寿司! 大トロも食べて、ね! 怒っちゃだめだよ元気出して! 私のガリもあげるから!
九瑠璃:此… (これもあげる)
臨也:待って、慰める相手間違ってない? この流れなら俺にあげない?
舞流:ごめんイザ兄、もうガリないや
九瑠璃:…同 (わたしも)
臨也:……もういい
帝人:…じゃあ僕のをあげるよ
セルティ[私はそもそも食べられないからな、こっちにあるのも食べるか?]
新羅:皆優しいなあ。じゃあ僕も
臨也:…ありがとう……
静雄:なんか哀れだな
京平:それ臨也には言うなよ? 絶対喧嘩になるから
正臣:帝人、帝人! 海老くれ!
帝人:いいけど…じゃあタコちょうだい
正臣:ん!
幽:ただいま……あれ、寿司?
舞流:おかえり幽兄! 帰ってこられるとは思わなかったよー!
幽:ロケ地近いから。今撮影してる部分が終わるまでは、ここから通うよ
舞流:やったー! 嬉しいからチュー!
幽:駄目だってば
千景:舞流、舞流。俺はいつでもOKだぜ
舞流:やだなー! チカ兄なんかのキスじゃ満足できないよ、私!
千景:………
正臣:そーやって絡むのが嫌われるんだって。幽兄さんみたいに、ちょっと黙ってりゃいーのにさ
幽:俺も食べていい?
セルティ[当たり前だろう]
新羅:帰ってこられるなら言ってくれればいいのに。追加しようか?
静雄:今なら、言えばまだ出前してくれると思うぞ
幽:いや、マネージャーと少し食べてきたから。あるだけで充分
静雄:そうか
幽:…あれ、杏里。ちゃんと食べてる? 取り皿あんまり汚れてないけど
杏里:食べて、ます
幽:ならいいけど……ほら。穴子とかサーモンとか、まだあるから
正臣:穴子あんの!?
帝人:こら。またそうやって妹の分まで食べようとする…
幽:いいよ、こっちのをあげる
帝人:でもそれ、幽兄さんが食べようと…
幽:俺は卵食べるから。いいよ
帝人:……正臣
正臣:ごめんなさい。ありがとうございます
幽:いっぱい食べなよ
新羅:ねえセルティ今の見た? ねえ! 幽がとっても優しい子に育っているよ!
セルティ[はいはい見てたよ]
新羅:帝人はしっかり者のお兄ちゃんに、正臣はちゃんと素直に「ごめんなさい」が言えるお兄ちゃんに!
セルティ[そうだな]
新羅:(あれ、なんかセルティ冷た…)
京平:波江……そんなに食うのか?
波江:まさか。こっちは誠二の分よ
京平:…… (放課後デートで晩飯を済ませてくるであろうことを、言うべきか)
波江:静雄、そのイカ食べる?
静雄:いや、イカはいい
波江:じゃあ誠二の分にするわね
静雄:おう
正臣:帝人、はいお茶
帝人:ありがとう
正臣:千景お兄様は元気出ましたかー? はい、お茶
千景:俺、やっぱり女の子が好きだ
正臣:……はい?
千景:妹だって何だって、女の子は女の子だ! 俺は本能のままに生きるぜ、正臣!
正臣:あー…そうっすか
波江:1回死ななきゃ治らないわね
臨也:俺もそう思う
波江:あんたも死んだら? 色々とマシな人間に生まれ変われるかもしれないわよ
臨也:遠慮するよ、死ぬのはごめんだ
新羅:こら、物騒な会話しないの
波江:誠二へ…帰ってきたら食べなさい、お醤油つけすぎちゃダメよ…波江、と
京平:(書き置きまで…)
サイモン:皆サーン、久シ振リネー! お皿下げニ来たヨー! 追加スルー? シテモイイヨー?
静雄:大トロ追加。臨也にツケとけ
臨也:ちょっ
静雄:先に俺にツケようとしたの手前だろ。サイモン、大トロは炙り大トロな。好きなんだよ
サイモン:オッケーヨ、待ってるイイヨー! スグ持って来るヨー! 臨也は金、耳揃えて用意シトケヨー!
臨也:………
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