新八:年、明けちゃいましたね……あ! 神楽ちゃん、銀さん。今年もよろしくお願いしますね!

神楽:…………

銀時:…………

新八:なんでだァア! 人が丁寧に新年の挨拶してるっていうのに、何だそのやる気のない顔はァア!

神楽:新八うざいアル。お前がさっき何かペチャクチャ喋ったせいでテレビの音が聞こえなかったヨ。お前のせいでトークの一番の山場を聞き逃したアル

銀時:まったくだぜ。ったく、ちったァ空気読めよなァ。ぱっつぁん

桂:そうだぞ新八君。俺も今のくだりを聞きたかったぞ

新八:………

銀時:………

神楽:………

桂:ん? どうした、皆。楽しくテレビの続きを見ようじゃないか。

銀時:…なんでオメーがいるんだァア!

桂:へぶっ!!!

土方:んだよ、隣るっせーな……何の騒ぎだ? って…てめっ、万事屋…!

沖田:おーおー、まーた美味そうなモン出して。何やってんでィ?

神楽:あ! それ私のみかんネ!

沖田:ケチケチすんなよ、まだまだあるだろィ。みかんの1つや2つ……あァ、ちょっと そっち詰めてくだせェ

新八:あ、ハイすみません……って、何ナチュラルにコタツに入ってきてんですかァ! ていうかここ、椿の間ですよね? 僕たちが借りた部屋ですよね? なんで皆さん揃っちゃってるんですか!?

沖田:ウチが借りてる部屋が、隣の菖蒲の間なんでね……ま、こういうのは人数多いほうが楽しいだろィ?

近藤:そうだぞ、新八君。何なら俺をお義兄さんと呼んだっていいんだ!

新八:誰が誰のお義兄さんだァア!

妙:新ちゃん。新年早々、そんな乱暴な言葉を使っちゃだめじゃないの

近藤:へぶばァアア!

新八:姉上……? 今なんか鈍い音を立てて誰かが飛んでいった気がするんですが

妙:あら、嫌ね。世の中すっかり物騒なんだわ…気をつけなくちゃ!

新八:………

銀時:あァア! 俺の苺牛乳がァア!

神楽:私の目の届く範囲に置いとくのが悪いアル

銀時:くっそ……おい新八ィ、苺牛乳買ってこい。3本くらい!

沖田:あー、俺にもジャンプと焼きそばパン買ってきてくだせェ

神楽:私にも酢昆布10パック!

土方:タバコとマヨネーズ

近藤:おいおい、新八君はまだ未成年だぞ。タバコは自分で買いに行けよ? あ、新八君。俺には何か酒のツマミを頼む

桂:では俺は

新八:なんで僕が買い物に行くの前提で話が進むんですかァア! 行きませんよ、絶対に行きませんからね!

銀時:使えねェなァ、てめーやっぱりただのメガネな。今年もお前の存在はミジンコ以上メガネ以下だ

新八:な、何ですかソレ。パシリを拒否しただけで、僕はそこまで言われなくちゃならないんですか?

桂:おい。なあ、俺を無視するな

銀時:うるせェエ! てめーはちょっと黙ってろっつーか出てけ! ヅラァア!

桂:む…ヅラじゃない、桂だ

山崎:あれ? 皆揃ってるんですか

(…………)

山崎:? なんで沈黙

沖田:山崎…参加してたのか

山崎:…えっ

土方:俺のタバコは? マヨネーズは?

山崎:や、持ってませんよ俺は

土方:チッ……お前何しに来たんだ

山崎:いやいやいやコレ忘年会&新年会でしょう!? 俺呼ばれてますよちゃんと!

土方:呼んだのか? 総悟。今年の幹部お前だろ

沖田:記憶にありませんねィ……山崎なんか呼んだっけかな

山崎:なんですかその扱い! 新年早々!

近藤:それより、どこに行っていたんだ?

山崎:外でミントンを

土方:貸せ

(バキッ)

山崎:あァア! 俺の高級ミントンラケットォオ! いきなり何するんですか副長!!

土方:ムシャクシャしてやった

山崎:まだローン残ってたのにィイ!

土方:何がミントンの王子様だ馬鹿野郎

沖田:おい山崎、早く焼きそばパン買ってこいよ

山崎:もうこんな上司嫌だァア!

新八:わかります…すごく気持ちがわかりますよ。山崎さん

山崎:し…新八君……

新八:お互い上司には苦労しますが…今年も地味同士、頑張りましょう。

山崎:新八君…! 俺の味方はキミだけな気がするよ

新八:山崎さん…

銀時:るっせーな! テレビの音聞こえねェだろーがァア!

神楽:ショボい茶番は外でやってほしいアルなァ (鼻ほじ)

土方:外行くならタバコ買ってこい。山崎

沖田:焼きそばパンと団子

近藤:酒のツマミを頼む

神楽:酢昆布

銀時:俺に苺牛乳な。忘れんなよ

新八:…………

山崎:…………



(しぶしぶ外に出る2人)

新八:……山崎さん

山崎:ん?

新八:なんだかすみません

山崎:いや、俺たちこそ

新八:いえ…

山崎:あ。……あけましておめでとう。

新八:……あ、ははっ。はい、あけましておめでとうございます!

山崎:今年もよろしくね

新八:こちらこそ!

(ちょっと仲良くなった)

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