「ん? あーーーー!!」
「んあ?」
「アンタら箱学の!」
「げ、総北」
「なんでいるっショ」
「いやこっちのセリフだろ」
「ひゃあああおおおおおおお久しぶりですすすあああのおおおお小野田ですあの」
「そ、そないビビらんでもええやろ」
「ま゛ぎぢゃん゛ん゛!!!!!」
「げっ…東堂ショ! 逃げるぞ!」
「巻ちゃんもディズニー来てたのか! 巻ちゃん!! 巻ちゃーん! 巻ちゃん!!」
「だァあ! うるせーっショ! あっち行けっショ!!」
「オレにこそドナルドが似合うと思わんかね、巻ちゃん!!」
「ハ!? 何の話だァ!? 知らねーよ!」
「おいどうしたんだ鳴子」
「箱学さんと鉢合わせや。何とかせぇスカシ」
「は?」



「あれ? 坂道くん! 坂道くんだ! あはは、ミッキーの耳つけてる! オレはドナルドなんだー、いいよねコレ」
「わ、真波くん! 似合うね!」
「でしょー? 東堂さんに似合わないって言われてさー。坂道くんは自分で選んだの?」
「ああのいや、コレは鳴子くんが」
「ほんとだ! あっちはティガーの耳なんだ!」
「スカシもアレ付けたらええやん」
「?」
「マツゲくんが付けとるやつ。お前に似合うと思うで、ぶくく…」
「なんでオレがリトルグリーンメンを付けなきゃならないんだ! というか笑うな!」



「真波……お前それ…」
「似合います?」
「はぁ…どう思うよ福チャン…」
「? ずいぶん大きな帽子だな」
「そこじゃねェよ!」
「真波の頭に対して大きい気が…ちゃんと前は見えるのか」
「見えてますよ、これをメットがわりにロード乗れるくらい!」
「そんな大きな帽子では空気抵抗が「だからそこじゃねェ! そこじゃねぇんだ福チャン!」
「? だが、あの帽子でロードはさすがに無理だろう」
「…いや、まァ、そーなんだけどよォ」



「誰か助けてくれ…ショ…」
「……おい東堂、オメーそろそろ“巻チャン”離してやればァ? 首絞まってるみてーだけど」
「ウワアアアアすまん巻ちゃん! 大丈夫か巻ちゃん!!」
「荒北さん」
「あ? ……小野田チャンか」
「荒北さんって、あの……保護者みたいですね!」
「……」
「あ、あれ? あの、ぼぼぼぼくもしかしてあああの変なこと言っ」
「っふは…靖友、くく…保護者だってよ?」
「……小野田チャン…いーい度胸してんじゃナァイ?」
「ひゃあいあすみません! すみっすみません!」
「実際そんなもんだろ?」
「誰のせいだよ誰の」
「ん?」
「とぼけんな! 10割オメーと東堂と真波のせいだよ!」
「オレも入ってるのか」
「たりめーだバァカ」



「そういや、真波またいないぞ」
「あ! 真波くんなら、さっき東堂さんと一緒にラプンツェルに会いに行ってくるって…向こうのほうに行きましたよ!」
「そーゆーの止めろよ小野田チャン!」
「え、だって東堂さんが一緒だったし、あの」
「そいつら2人とも迷子要員だ!」
「迷子…」
「!! おい坂道ィ!」
「え!? はい!」
「……鳴子どこ行ったっショ」
「え!? 鳴子くん!?」
「…あ、鳴子なら始まったパレードを見にあっちへ」
「ひとりで行かすなっショ!!」



「いやー……フリンには実に申し訳なかったな…ラプンツェルの視線を、この美形が独り占めしてしまったからな…」
「大丈夫ですよ東堂さん! ラプンツェルはフリンしか見えてませんから! どちらかと言えば、東堂さんがラプンツェルしか見えてなかった!」
「……あとオレはオーロラ姫に会いたい」
「いいですね!」

(プリンセス探しの旅に出てしまう真波と東堂)


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