「うおおおお扉が閉まるうう」
『いってらっしゃい!』
「キャストさんの笑顔すら今は恐ろしい…」
「東堂さん、大丈夫ですよ」
「泉田…」
「上がってる! 上がってますよ東堂さん!!」
「やめろ真波言うなああ!」
「尽八は大変そうだな」
「マジで死ぬんじゃナァイ?」
「寿一は大丈夫か?」
「想像以上にシートベルトでしっかり固定されている。問題ない」
▼
「うわああああシリキの目が!」
「まだ落ちてもいねーのに忙しいな、あのカチューシャ野郎」
「ぎゃああ」
「東堂さん落ち着いてください、ほら手振って!」
「え? 手?」
「生きてる自分にさよならするシーンですよ」
「死ぬうううう」
「コラ余計なこと言うな!」
「うわあああオレが消えたぞ」
「落ち着いてください、消えたのは映像です」
「ああああああああ! 一気に上がってるやめろおお!!」
「東堂さん! 扉開くんで、決めポーズ今すぐ!」
「え!?(反射でキメ顔)」
「わああ高い!」
「ああああああああああああああああ!!!!!」
「っせーぞ東堂!!!」
「!? また上がってるもういい! もういいもういい!!」
「落ち着け尽八!」
「うわあああん(落下)」
▼
『諸君らは助かった』
「うわあああんハイタワーああ」
『二度と戻ってくるな』
「来るもんかああ」
「尽八がハイタワーと会話してるぞ」
「ほっとけ」
「東堂さんナイスポーズでした! がんばりましたね!」
「オレ…生きてるか…?」
「生きてますよ! 生きて帰ってきましたよ! 立てますか?」
「たぶん…」
▼
「先輩先輩! オレもっかい乗りたいです!」
「真波ィ、後ろ見てみろ。後ろ」
「うしろ?」
「真波お前……」
「…」
「この東堂説得できれば、もっかい乗れるんじゃナァイ?」
「やだ! 絶対いやだからな!」
「全力拒否だな」
「写真見ようぜ福チャン」
「む、そうだ写真を撮られていたんだったな」
「あれだ!」
福富:無表情
荒北:目つきは悪いが笑顔
新開:いつものバキュンポーズ
真波:両手をあげて笑顔で満喫
泉田:景色に感動した顔
東堂:キメ顔決めポーズ
「東堂クッッッソキメ顔してんじゃねーかww」
「ほんとだ。さすがだな尽八」
「まあな! オレだからな! 美形はいついかなるときでも美形でなくてはならない!」
「うわあああんって言ってましたけどね」
「やめろ真波!!」
▼
「この写真買っていこう」
「はあ!?」
「せっかく尽八がキメ顔だから、部室に飾ろうぜ。オレは個人的にも買おう。尽八がタワテラに乗れた思い出に」
「じゃあオレは巻ちゃんに買って送ろう!」
「やめとけよ絶対イラネーから」
「何!? オレのこんな写真、ファンの女子なら確実に買うぞ!」
「破り捨ててやろうか」
「やめろおお!」
「しかし何度見てもキメ顔だな…ぶふっ」
「なんで笑った新開!!」
「いや…」
「オレはスマホで撮ってこー」
「あ、撮れたら送ってくれ」
「LINEでくれ」
「箱学グループに写真あげときますねー」
「真波超笑顔」
「すごい楽しくて」
「その隣の尽八のキメ顔…ふっ」
「だから何故笑う新開!!!」
「いや……ぶふっ…」
「我慢しきれてないぞ、笑いが!」
▼
「インディいこーぜ、インディ」
「インディだと…」
「なんだよ東堂」
「インディって…あれだろ…? めちゃくちゃ…揺れる……」
「クリスタルスカルの怒りを買ってしまい、様々な罠と戦いながら魔宮の中を駆け巡るアトラクションだ」
「福チャンすげぇな」
「わざわざ怒りを買いに行くことないだろう!!」
「なんだよ、あんなの怖かねェーだろ!」
▼
「うう……新開、待ってくれ新開」
「ん?」
「暗いぞ…しかもあの壁の彫刻みたいなやつ、通り過ぎるときに目が合うんだ…怖い」
「あれか」
「わ、本当だ目が合う!」
「こら真波ィ! 見に戻んな、後ろの人にメーワクだろが!」
「でも目が追ってきます!」
「あそこにも同じのあるから前通るときに見ろ! いーからこっち来い!」
▼
「さっきから東堂さん情けないですね」
「なんだと!?」
「いや充分情けねーぞ」
「あ! そこにコウモリが!」
「!!??(新開を盾にしながら)」
「おいおい尽八…」
「コウモリなんかいるわけねェーだろが!」
「真波! ひひひひとを騙すのはよくない、実によくない! いかんよ!」
「すみません、つい」
「それより盾にされたオレの気持ち」
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