トリップして壊れた子
異世界トリップって実は残酷なものではないのか
という考えから出たネタ
両親、友人、日常から突然切り離された夢主。
自分を証明するものは名前のみ。
知り合いもいなければ、自分の知る世界ですらない。
自分が自分たる理由がない。
あるのは記憶だけ。
自分がトリップしたと思い込んでいるだけなのでは?
本当はこの世界の人間で、
辛いことがあって現実から逃げているだけなのでは?
遠いところまで来たせいで知っている場所も人間もいないだけなのかもしれない。
じゃあ、私は誰?
名前すらも、自分の本当ではないかもしれない。
自分が〇〇だという確証がないなら誰かに"なって"しまえばいいんだ!
と思考がぶっ飛んだ子。
多分トリップしてあまりに人と触れ合いがないとこうなる。
で、壊れてから仲良くなったトリップ先の世界で「死んだお姉ちゃんみたい」とか「新しく妹が出来たみたいだ」とか言われると全力で自分を塗り替えてく。
正直終わり方が見えてこないけど多分バッドエンド。
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