first contact-ルシフェル 2

ペスリsaid



今日はFuther Recordによると初めて闇の世界、魔界に天使が堕ちてくる日


お父様が言ってくれた、この天使はいずれ私の力になってくれると、





だから私は屋敷を飛び出して迎えに行った



魔界の街並みをかき分けて、ルシフェルがいたのは人間界でいう”スラム街”


落ちぶれた魔物たちが集う場所




そこの路地にルシフェルはボロボロでしゃがみ込んでいた



そんなルシフェルに私は声を掛けた


・・・だがルシフェルは私の手をはねのけた




こうなることは”最初から分かっていた”

だから私は再び手を差し伸べた
『私ならずっとあなたのそばにいるよ』

と言って・・・








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xxx年後



ルシ「あの時マスターに拾われてなかったら、私はどうなっていたのか・・・」

『そうね・・・魔物達にやられていたか、それか・・・』


ルシ「それか・・・?」


死神の少女はくすくすと笑い


『ルシフェルならグレて、魔物達を統一しそうだなぁって』

ルシ「ふっ、あの時の私ならやりかねませんね」


『ふふっ、あ・・もうこんな時間ね、神の会議に送れちゃう』

時計に針は出発時間を過ぎており


ルシ「ふむ、アムドゥシアスに送りを頼みましょう。それならまだ間に合います」


『そうね・・・なら”ペット”に頼もうかしら?』

くすっといたずらに微笑み


ルシ「マスター・・・」



『ふふっ、ごめんなさいね。いってきます!』




死神少女とルシフェルは幸せそうに微笑み


first contact-ルシフェル end