幼少期

バラバラになった家族。私を拾ってくれたた大切な人たち。…やっと戻ってくると思い、家のチャイムがなるとクリス兄様より先にドアへと走る。

「おかえりなさーーーーーい!」

ドアが開いた瞬間、見覚えのあるライオンのような髪をした養兄に抱きつくと、うぉ?!っという声と共に、倒れる。
隣から大丈夫ですか?!という声が聞こえるが多分それは私と同い年のミハエルだ。

「いてて…」

起き上がろうとするトーマスだがもちろん起き上がれない…なぜなら

「ってペスリ??!!」


そう、抱きついた反動でトーマスに馬乗りになっているからである。

「…あら?少し背が伸びた…?なんだか少し大人びたみたいだし」
「〜っ!!!何年経ってると思ってんだ」

トーマスは顔を真っ赤にして退いてくれと顔で訴え、それを見たペスリはむっとしながらも大人しく退いた
そして立ち上がると、花のような笑顔をトーマスとミハエルに向けた

「改めて、おかえりなさいトーマス、ミハエル」

これからまた家族で暮らせる。幸せで溢れるとこの時はまだ信じていた。






____________変わり果てた父が帰ってきたのはその数カ月後