嫌われていることに気づかない人

2021/06/02

同じ職場にいたY、パートで入ってきたが、前任者からの引継ぎが7日間しかないのに、そのうち5日を「友達の結婚式に出席のため帰省します」という理由で休んだ。入社してすぐに。
「自分のじゃなくて友達のに出席するためにそんなに休むのか?誰が認めたんだ!」とその部署で一番偉い方はあきれていた。

その後も、俳句だか短歌だかの講座に通うからと、毎週木曜日を休み始めた。
国の出先機関だったので、新たに採用するとなると予算を組んで申請が必要で、なにかと大変なのでYにすぐやめてもらうわけにもいかず、みんな困っていた。

そんな感じなので周りから当然疎まれていたが、送別会などの集まりにYは積極的に顔を出したがる。
Yと一緒にいるのが嫌な人たちの方が遠慮して欠席するので、とても変な雰囲気に。

その職場では、有給取って旅行に行った際などは、お土産を買ってくる慣わしだった。
それがめんどくさいなと思う人は、旅行に行くとわざわざ言わずに休めば良いのだ。
Yはそんな気を回せるわけもなく、今度ここに行くあそこに行くと触れ回って休むくせにお土産を買ってこないので、またしても皆から陰で文句を言われていた。
いい大人なので、誰も面と向かっては言わない。
なのでYは自分が嫌われていることに気づかない。

ー嫌われて いるのに気づかぬ 愚かしさ
鈍感すぎて 幸せですねー


★clap!

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