ルピナスの涙ぼくろ
春の終わりの役不足
その何気ないしぐさがぼくの水槽を濁らせる
どぎまぎする権利おくれよ
やさ男に見られたいから凝る文末
ごめんなさいができずに北極まで来ちゃったんだ?
月齢にかんする法律
端っくれ裁定者
深夜下る
鼓動にノンブルふる仕事

午後よりは御免こうむります
わからないことを単位にした人
わたしの空っぽが匂い立つ
万世の飾り窓
B面にぴったしのおまじない
ユートピアン・ジャム
答え合わせだけ待ってる
ぼくを論文にしたとき、第四章ごろにそれは現る
冬すこし暖かい海を抱く
かくり世のべスティー


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