今や遅しと



その他


大和西交番勤務 巡査部長
西村 円(にしむら まどか)
28歳│182cm│男

学都中央警察署地域課に所属する警察官。
仕事は最低限で済ませたいと豪語する、自他共に認める面倒くさがり。
職業上、大和と桜花の争いに介入することも多々あるが、日常茶飯事すぎて基本的に放置。抜刀レベルになるまではは止めない。裏を返せば、抜刀レベルになっても止められる。
有能なくせに出世願望やら何やらが欠如しており、かれこれ約十年ほど交番に勤務している。

愛想がないというか、常に仏頂面に近い無表情だが、不機嫌なわけでは特にない。
もう少し社交性があったら人生違ってたよな、とは周りの意見。本人的には『別に』の一言に尽きる。

高校生の時から年の離れた弟妹の面倒を見ていたため、根はしっかり者で家事全般も得意。今となってはまずやらない。
一度は大和学園への高校編入を考えたが、全寮制は都合が悪く、一般の学校を卒業している。
日生は高校時代の先輩の妹。
ちなみに学生時代の出来事に関しては、黒歴史ゆえにノーコメント。

「仕事を増やすな、阿呆が」
「大和と桜花で殴り合い? いいじゃねぇか、元気でよ」
「………だっりぃ」



遠野探偵事務所 探偵
水無月 日生(みなづき ひなせ)
19歳│160cm│女

異国の貴族の血を引く美少女。
海外生活を経て、桜花学園を飛び級で卒業している。

ビデオカメラを常に携帯している撮影マニア。特技、盗撮。
就職して以降、所長がお気に入り。本人曰く『可愛い』らしい。
かなりの霊媒体質で、しょっちゅう変なものを憑けてくる。しかし本人は霊感皆無であり、特に影響もなく気にしてもいない。ただ、憑いているときは心霊写真がよく撮れる。

職場でのコードネームは〈天后〉。
仕事仲間に対してはうるさいくらいに明るく、一見すると誰とでも打ち解けられそうだが、かなりの人間嫌い。
知らない人に対してはビジネスライク。対応は無表情、会話と接触は最低限。
未だ十代だが、学校が嫌いで大学には行っていない。
霊媒体質が原因で、過去に色々あったらしい。

「その程度の脅しで、自分を止められるとでも?」
「所長かわいいよ、所長ー♪」
「……………何か用ですか」



青蓮寺 庵里(しょうれんじ あんり)
33歳│178cm│男

青蓮寺の若き当主。澄の実父であり、桜花学園の卒業生。
愛想とノリの良いお兄さん。常にマイペースで自由奔放、無意識に周りを翻弄していることも多々ある。
楽天家で言動は軽いが、根は誠実。
仕事の関係で海外を飛び回っているため、本家にいることは稀。

言語能力に秀でており、主要な国で使われる言葉は一通り話せる。15歳まで異国で過ごし、高等部から桜花に編入した。
異国で育ったせいかスキンシップ過剰で、親しい相手には事ある毎に接触したがる。ハグは挨拶。愛息子には「重い」と不評だが気にしない。

女運が悪いのか周りの環境が悪いのか、女性と上手くいった試しがない。
常に嵌めている結婚指輪は、成人前に婚約者と買ったもの。相手は息子を産んで間もなく、入籍する前に他界している。以降、入籍経験はない。

「澄くん、あまり冷たくするとパパ泣くよ?」
「やっぱり祖国は落ち着くけどね」
「異国嫌いも程々にしなよ。時代の波に取り残される」



千羽 一臣(ちば かずおみ)
33歳│180cm│男

華道家百鬼の長男であり、大和中等部生である依散と依終の父親。大和学園工業科の卒業生。
華道の腕は確かだが、弟・四築に及ばなかったため15歳の時点で後継者候補から外れ、高校卒業後に千羽へ婿入りした。

実家の教えに則り、格式や伝統を重んじる。長男ということもあり、礼儀作法は特に厳しく仕付けられている。
真面目すぎる性格のせいか、不器用。頭が固くて融通のきかないところもあるが、根はお人好し。
一族の例に洩れず桜花旧家を嫌っているが、学生時代は青蓮寺の人間である庵里に懐かれていた。心底鬱陶しがっていたものの、無視するようなことはなかったらしい。
ちなみに、伝統ある迷信や謂われは信じがち。

家族は守るものと教えられており、身内には甘い。父親の手前さりげなくだが、勘当された四築や出奔した七征のことも気にかけている。
女性の扱いに慣れていないせいか、妻である依毬には最初から今まで押されっぱなし。

「お前は少し静かにしていられないのか?」
「まぁ……悪くない」
「実力のある者が家を継ぐ。百鬼では当然のことだ」




今や遅しと
七つの水槽