
要点は掻い摘む(1)
フレンジーとトイレで話した後急いで腿上げて走り、バンブルビーの元に戻った幸縁。幸縁が乗るとすぐに皆フーバーダムから出て、市街地へ向かう。
走ったことでしばらくは筋肉痛決定だろう。
「みんな無事で帰れるならこれくらい!」
しかし車酔いには弱い。
「うぉお゛えー」
ゲ●袋を片時も離せない幸縁。
ダムから出て、オプティマスらに会えたがすぐにディセプティコンに遭遇し、バンブルビーの揺れが激しくなったのでラチェットに手渡された。
走り、攻撃から逃れながら。
幸縁は自分の体が手渡しされるときピクリともせず、のちにラチェットが『死んでいるかと思ってスキャンしてしまったよ』と言わせたほどだった。
微動だにしなかったらしい。
とうとう街中に入った。
ラチェットの中でダムの軍人さんにもらった酔い止めの存在を思い出し、なんとかかんとか飲んだ幸縁。
しかしまだ本調子ではない。今度は緊張と不安で吐きそうだ。
(どうしよう…。)
『幸縁』
「な、に…?」
『今のうちに、逃げなさい』