ふふ、と思わず笑い声が漏れる。演練場に向かう足取りも、なんだかいつもより軽い気がした。それはきっと気のせいじゃなくて、この前出来たちいさな友人のお陰だと思う。つみれと同じくらいの大きさの可愛らしいミミズク、名前はジークさん。しっかり者で、でもひょこひょこ動く姿は可愛らしくて、不思議な鳴き方…鳴き方?をする。「ぬーぬー。」そうそう、ちょうどこんな風に………うん?「あれ、ジークさん?」聞こえた声に思わず足元を見ると、そこにはジークさんの姿。どうしたのー?と声を掛けると、ジークさんはぴょこ、とちいさく跳ねた。「浅葱おねえちゃん、だっこ。」「はあい、ジークさんだっこ!…そういえば、緋月さんは一緒じゃないの?」抱っこを要求するジークさんを両手で掬うようにして抱えると、付近を見回して浮かんだ疑問を口にする。「おねえちゃんは、また迷子だ。あっち向いてこっち向いたら、居なくなっていた。」「えええ嘘だー…」