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-- これでおしまいさ

静かに息を吸い込んで目を合わせる。久しぶりに正面から見た目はしっかりと色を持っていた。唯一そこになかったものといえば自分への関心だけだろう。それを改めて確信した。もう分かりきってる筈なのに、求めている言葉も、今から言おうとしている言葉も、きっと同じなのに。今にも自分を飲み込んでしまうのではないかと思ってしまうほど闇に包まれたその瞳から、言おうとしている言葉から、逃げ出してしまおうという気持ちがとめどなく込み上げる。もう一度息を吸い込んで、小さく吐いて。一言そう呟いて、これでおしまいさ。在り来たりな日々が、漆黒に包まれた気分で、逃げるように一人その場を後にした。

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Fake.