A:急いで城から出る【魔法使いEND】
「素っ裸とかありえねぇし!」
さすがにあの場所だと気まずいよね。
アウルンデレラは急いで城から出ようと階段を下りていました。
靴はすでに脱いでいるので落とすはずもありません。
「お帰りなさい、アウルンデレラ。楽しかったですか?」
階段下には魔法使いがいました。
「あれ、何で?」
「帰りは私が送りますわ」
先程と同じようにピンクハロを掲げて投げます。
しかし今度は飛ばずに落ちてしまいました。
反応もしないから故障かな?
ごめんね、アウルンデレラ。素っ裸になる運命だったんだよ。
「何とかしろよ」
「あらあら、どうしましょう」
「いや、ラクスに言ったんじゃなくてあのわけのわからない語り部に言ってんだけどさ」
魔法使いはピンクハロを拾いあげてさすったりするけど直らないね。継母のところ持っていかないと。
そんな事してるうちに12時の鐘が鳴りはじめちゃったね。
「では私のマントを羽織っていてください」
魔法使いからマントを羽織らされたアウルンデレラ。
魔法使いは手を縦に構えて下ろしました。人にやったら気絶させられそうだね。
「斜め45度がコツですわ」
するとピンクハロが元気に動き回りはじめました。継母が見たら泣きそうだよね。
「アスランなしでもハロは立派に動く証拠になったじゃん」
機械はもっと丁重に扱わなきゃだめだよ。
「これで送れますわ」
「帰らない」
帰さないとかはあるけど帰らないなの?
「どうしてですか?ピンクちゃんも直りましたから送れますよ?」
「戻ってもつまらないし、ならラクスと一緒に行くのもいいかなーって」
「家族は大切にしなくてはいけませんわ」
アウルンデレラのお願いは聞き入れられず、魔法使いの言葉に納得するのでした。
「じゃ、魔法の修業」
「なら一緒に行きましょう」
もう少し粘ってもいいんだよ?
「魔法を習いたいならそれを止める事はできません。私もそうでしたから」
わかったよ。僕はもう止めないよ。アウルンデレラ、立派な魔法使いになるんだよ!
「行こっか」
「はい」
そして二人は旅を続けたという事です。
めでたし、めでたし。
H20.10.20
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