C:急がずに城から出ようとする【大団円?END】


 


「帰らなきゃいけないらしいから」
「また来てくれる?」
「どうせならこっちくればいいじゃん」

またそんな、一応王子なんだからできるわけないじゃない。

「わかった!ステラ、アウルのお家の子になる」

全然わかってない気がするけど、アウルンデレラは一応子供なので大人の了承はとらなくてはいけません。

「うち来んの?じゃあ自分で説得しろよ?」
「わかった!スティング!」
「ステラ、一応面識ない設定だからな」
「わかった」

ステラは何回わかったと言うのか数えてみたくなってきたね。
王子はアウルンデレラの上の姉に駆け寄ると直談判をはじめました。

「でも男所帯に女の子一人は危ないような」

お兄さん、じゃなかったね。お姉さんは悩みます。悩むところそこなんだ。

「遊びに来てもらうんじゃ駄目なのか?」
「ていうかアウルが城に遊びに行けばいいじゃないか」
「毎回あの階段のぼるのはかったるい」

運動しなきゃ駄目だよ。
でも半端な距離だから確かに通うよりは一緒に住んだ方が楽かもね。

「キラ、お前語り部なんだから少しはアウルを説得しろ」

無理だよ。普段ならいざしれず、アウルの企画なんだから。

「それなら私も一緒に住みますわ」
「ラクス?」

突如ホールに現れたのは魔法使いでした。

「そろそろ修業を終えて拠点を持ってもいいかと思っていたものですから」
「修業中だったんですか」
「ラクスなら大歓迎です!」
「ステラ、これで一緒に住めるぞ」
「本当?よかった」
「僕は今までとあまりかわらないって事?」

そうなるね。家は賑やかになると思うけど。
そういえば鐘はとっくに鳴り終わってるけど魔法解けないね。

「魔法使いが一緒ですから問題ありませんわ」

こうして、アウルンデレラの家には王子と魔法使いが住む事となり、末永くみんなで暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。



H20.10.20



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