Please me Prince


 


「アスラン!」
「うわっ……なんだよ、キラ。そんなに急いで」

アスラン宅のアスランの部屋にてあたりまえのごとくくつろいでいたアスラン。しかしそのくつろぎの時間はキラの突然の訪問によって壊された。

「いいから、逃げないと!」
「逃げるって……一体何からだよ?」

走ってきたのか息切れをしながらアスランの腕を掴むキラ。

「敵からさ!」
「敵……?」

アスランがなんのことか聞こうとした瞬間、後ろから突然腕が伸び抱きしめられた。

「あっ!」
「えっ?わっ」

そしてアスランは体の向きを変えられ口を何か暖かいものでふさがれた。

「んっ!んんっ」

アスランはわけがわからず力が入らない。もっとも力が入らない理由は舌をからませられた異様な感覚のせいでもあった。

「んっ!う……」

そして口の中に何かが流しこまれアスランはそれを飲んでしまった。

「こんにちは、アスラン」

口が解放されると目の前にはラクスがいた。

「こ、こんにちは」
「ラクス、ずるいよ!僕が先にアスランの家に来たのに」
「さぁ行きましょうか、アスラン」

微妙に会話のあっていない三人。

「行くってどこにですか?」
「私の家ですわ」

ラクスはにっこり微笑みながらアスランに手を差し出した。

「ダメ〜!!」

アスランとラクスの間にキラが割って入る。

「まあ、なぜですの?」
「なぜって……アスランを毒牙に」

どすっ

「あらあら、キラどうしましたの?お昼寝の時間ですか?」

倒れたキラにすりよりラクス。しかしすぐに立ち上がりキラの腹部に蹴りをかました。

「ではアスラン、行きましょうか」
「え?でもキラが……」
「大丈夫ですわ、キラですもの」

ラクスはほほほと笑いながらアスランを部屋から出しキラに振り返りこう言った。

「私に逆らうとピンクちゃんのボディーアタックをくらう事になりますわよ」
「アカンデー」

ピンクハロはキラの周りを跳ね、キラの上に乗り…思いきり跳ねた。



「う……ん」

アスランが目を覚ますと目の前には知らない天井があった。

「あれ……俺、あれから」

アスランはぼーっとする頭で必死に考える。

「クライン邸に来て…ラクスにお茶を差し出されて……飲んで……」
「目は覚めまして?」

ドアの方に目をやるとそこにはラクスが立っていた。

「ラクス……っ!?」

アスランがベッドから起きあがろうとするとなぜか起きあがれなかった。アスランはだんだん頭がはっきりしてきて、周りを見た。

「うわっ……何でこんな……」

アスランは手足をベッドに縛りつけられあられもない姿…裸体にされていた。もちろん下着もはぎ取られている。

「ふふ……素敵ですわよ、アスラン」

ラクスはゆっくりとアスランに近づき胸板を指先で撫でた。

「あっ……」

体をビクつかせ声をあけだ自分が恥ずかしくなり顔が真っ赤になるアスラン。

「薬が聞いてきましたわね」

ラクスがいう薬とはアスラン宅にてラクスがアスランにキスした際にアスランに流し込まれたものだ。ラクスははじめからこうするつもりでアスランを家へ呼んだ。

「俺を……どうするつもりですか?」
「それは、これからのお楽しみですわ」

ラクスはそう言うと服を脱ぎ下着姿になり、アスランの上に跨った。

「あなたはどこでどんな声をあげられるのでしょう?」

ふふっと笑いながら首筋から下へ舌を這わせた。

「あっ……やめ」
「まだ大事なところを触っていませんのに……こんなに大きくなられて……」

ラクスはいつのまにかアスランの下肢に体をずらし、アスラン自身を見つめていた。

「見ないで……下さい」

アスランは足を閉じようとするが縛られていて閉じられない。

「まあ、見つめてるだけでこんなにしたたらせて……卑しいですわね」
「見な……!」

アスランは言葉の途中で体をビクつかせた。ラクスがアスラン自身の先端を指で擦ったからだ。 

「ダメです……そんなところ触っちゃ」

アスランは少し息を切らせながら言う。

「でも触りませんと……とてもお辛そうですわ」
「何もしなければ……直りますから」

アスランの言葉にラクスは怪しく微笑む。

「人にされるのは初めてですか?」
「え?……わっ」

アスランは感じた事のない感覚に言葉を失った。

「てっきり……ん、キラとこうゆう事をされてるのかと思いましたわ」

ラクスはアスラン自身を舌で舐めあけだ。舐めあげる度にアスランの体はビクつく。

「キラとは……そんなっあっ!」
「そろそろ限界ですか?いいですわ……私の口にお出しになって下さい」

ラクスはアスラン自身を口でくわえると頭を上下に動かした。

「だ……めっです……んん……そんな……したら……うぁ!」

アスランはラクスの口内に自身を放った。

「……すみません……俺」
「謝らなくていいですわ。私が望んでシタことなのですから」
「でも……」

アスランはあまりのうしろめたさに涙ぐむ。

「では……私が今からする事を嫌がらず受け入れてくれますか?」
「え?」

アスランは聞き返す。ラクスの顔は真剣で、とても断れるはずもなくアスランは頷いた。

「嬉しいですわ」

ラクスは立ち上がりアスランの方に秘部をさらしうつ伏せの体制でアスランに乗っかった。

「私がアスランにシタようにシテ下さい」
「はい……」

薬が本格的に効いてきたのかアスランは何も考えられなくなりただ体がウズいていた。
ラクスは再びアスラン自身を嘗めあげながらアスランに言った。

「あっ……もっと奥を……そうですわ」
「すごいヒクつかせてますよ」

アスランは夢中でラクスの秘部を舐め、同じくラクスもアスラン自身を嘗めた。

「んっ、はっ」
「ラクス……苦しいんですか?」

息があがってきたラクスに問いかけるアスラン。ラクスはもっととねだるように腰を振っていた。

「苦しい……ですわ」
「大丈夫ですか!?」

本気で心配するアスランにラクスは少し笑った。

「……アスランにしか直せませんの。直していただけますか?」
「俺にできる事なら……」

ラクスはゆっくりと身を起こしアスラン自身の側に腰を降ろした。

「ラクス?」
「アスランを私の中に挿れて下さい」

予想外の言葉にアスランはびっくりする。

「ダメですよ!こんな……俺のなんて」
「そんな事ありませんわ。こんなに立派で……」

ラクスはアスラン自身の先端を撫でた。

「それとも……私の中は嫌ですか?」

手でゆっくりと擦られアスランの思考はボヤける。

「俺も……ラクスの中に入りたい」
「アスラン」

ラクスは腰を浮かせアスラン自身を自らのみこんだ。

「あっ!深っ……大きい……んぁ」

ラクスはアスラン自身を根本までのみこむとゆっくり腰を動かし始めた。

「すごい……こんな」

アスランは顔をしかめながら息を荒くしていた。

「あっあっ……アスラン……気持ちいいですか?」

だんだん腰の動きを早めアスランに聞く。

「もち……ろん、ですよ……ラクっ……スは?」
「私もイイ……ですわ、ううぁ……ぁん」


バンッ!

「あー!!」

突然部屋のドアが開き叫び声がする。ラクスはドアに目をやった。

「……キラ」

そこにはどうやってここまで入ってきたのかわからないキラがアスランとラクスを指さし立っていた。

「僕の……アスランと……」

キラはゆっくりとアスランとラクスに近づく。

「キラ……きゃっ」

ラクスはキラに持ち上げられアスラン自身を引き抜かれた。

「アスラン……」
「……キラ」

アスランはキラを見つめ、キラはアスランを見つめていた。

「僕にもアスランちょうだい」
「へ?ちょ、キラ!」

キラは服をすべて脱ぎアスラン自身をいきなりのみこんだ。

「ひぁ!痛っ……あ」

キラは涙をこぼした。

「キラ……抜け」
「嫌だ……アスランは僕なんかよりラクスの方がいい?」

涙ぐみながら聞いてくるキラは異様に艶めいていてアスランは言葉がでてこない。

「アスラン、僕の中で……すごいよ……」

キラはゆっくりと腰を動かしラクスとは違う快感がアスランを襲った。

「キっ……ラ」
「ぅんぁっ……アスっ……はっ」

キラは夢中で腰を動かした。アスランは唇を噛みしめ声を抑える。

「触ってぇ……僕のを触ってよ、アスラン」

アスランの手を自分に近づかせキラは言った。

「触って……ほしいのか?」

アスランはおそるおそるキラ自身に手を伸ばす。

「そう……だよっ」
「キラ……」

片手だけ手を解放されたアスランはキラ自身に触れ、手でつつんだ。

「触ったよ」
「意地っ悪、あっ……どうして……ほしいか……はぁ……わかってるくせにぃ」

アスラン自身をのみこむ夢中で腰を振りながらキラはねだった。そしてアスランはゆっくりとおぼつかない仕草でキラ自身を擦り始めた。

「あんっ……もっとぉ」

キラの言葉にアスランの手は速くなり、その度にキラの声があがる。

「あぁっ、アスランが……僕の中でおおきくっ……ふぅ」

キラはアスランのもう片方の手を自由にした。

「アスランの手で僕を動かして……イかせて?」
「……キラ」

アスランは起き上がりキラを一度抜くと再び深く貫いた。

「ああぁ!」

キラは甘美な叫びをあげ体をのけぞらせた。

「ア……スラン、アスランっ!」

そしてアスランに抱きつき舌をだしキスを求める。

「キラっ」

アスランは唇は触れず舌だけからませたあとキラに深いキスをした。

「んん……う……」

お互いの口内を犯す。二人の唇が離れると離れたくないともいうような糸が二人の間にできていた。

「アスラン……僕っ」

キラはアスランに絶頂間近を伝えるとアスランはさらに激しくキラを動かした。

「イっちゃう……!うぁ……ひ……ああっ!」
「うっ……」

ほぼ同時に二人ははてた。

「はぁ……はぁ」

二人は肩で息をし、いまだに離れていなかった。

「いつまでつながってるおつもりですか?」

二人が横を向くとラクスが立たずんでいた。

「ラクス……あの」

アスランはキラと今までしていた事をラクスに全て見られていたと気づき恥ずかしくなり俯いた。

「つながっていたいからつながってるんだ!」

ラクスはキラの言葉を無視しアスランの両足の縛りをほどいた。

「ラクス?」
「もう……何をされても嫌がりませんよね?」

ラクスは微笑んだ。その問いに否定すればどうなるかわかっている。しかしアスランの中で“否定”という考えは浮かんでこなかった。

「無言は……肯定、ととっていいですわよね?」

ラクスはアスランに手を差し出した。キラはいつの間にかアスランから離れアスランはおずおずとラクスの手をとり、ベッドから立ち上がった。

「今度は……ちゃんとくださいね?」

ラクスはアスラン自身を口にふくんだ。

「ラク……キラ!?」
「じゃあ僕は後ろをもらおうかな」

キラはアスランの後ろに回り、下肢の後ろを舌で嘗めほぐし始めた。

「うぁ……そんなっ……はっ」

アスランは前後から与えられる快感に息をあげた。

「あら、もうこんなに……」
「腰が揺れてるよ?」
「言わな……あっ」

突然キラとラクスが離れ、アスランはラクスに手で軽く体を押されベッドにひれ伏す。

「う……」

そしてゆっくり身を起こすとそこには両足を広げたラクスがいた。

「早く……イきたいのでしょう?」

ラクスはアスランを誘うように自らの手で秘部を触った。

「あっはぁ……何度イっても、足りないでしょう?」

アスランはゆっくりとラクスに近づき腰をあげ一気に自身を挿れた。

「あぅ……アスラン……あっ……やぁ、もっと」

アスランはラクスの言葉通り、もっと快感を……ラクスにも自身にも与えていく。

「後ろはどうかな?」
「キラっ?痛……」

いつの間にか後ろにいたキラに一気に自身を挿れられる。

「さっき……ほぐしといたからだいぶ痛くないはずだよっ」
「ぁっ……おっきく……なりましたわ」

アスランは痛みともいえない快感に涙を流した。

「痛い……んですのっ?」

聞いてくるラクスの唇をアスランは自分の唇で塞いだ。

「んんっ……んっんっ」

キスをしたまま腰を動かされ息ぐるしそうにするラクス。それを満足するようにアスランは笑いながら言った。

「気持ちいいですよ」

三人はそれから無言のまま行為を続けた。もっとも無言と言っても静かなわけではなく妖艶な声が響き、甘美な息づかいが部屋を満たしていた。そしていつかくる絶頂を受け入れる。
絶頂の声をあげたアスランを愛しそうに微笑みながらキラとラクスはアスランを見ていた。


―鈍感な王子
僕たちの気持ちにも気づかないで

素直な王子
私たちの思惑にも気づかないで

愛しい王子
これで君は……あなたは……

我のモノ

一度知ってしまった喜びは忘れることができない…―




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