とっても短いお話
mha hqは専らTwitt
▽2020/05/16(23:32)
名探偵 服部平次「平次…」
「な、なんや、そない深刻な顔しよって」
「私、コナンくんが好きなんよ」
「……は?」
「だから、じゃあね。今までお世話になったわありがとうな」
「ちょ、ちょォ待ちいや! なにゆうとんねん!」
「だから、私コナンくんが好きなんやって。平次とはもうさよならなん」
「だからの意味が分からんて――! お、い名前!」
ジリリリリリリリ!
「――ぃ名前!」
「うっさい!」
「ごふっ!!」
「朝っぱらから人の名前唸りながら言わんといてやほんま気色悪いわ…!」
「…は、あ? おま、え?」
「……え、もしかして夢落ち? みたいな顔せえへんといてよ」
「……っはあぁぁあ…」
「なになに、どないな夢みたん?」
「…もうおまえ部屋出てけ…つかなんでお前ここにおんねん…」
「朝ごはんに起こしに来てあげたのよ感謝しいやあほ」
「朝、ごはん?」
「うん、あ、そうそうさっき携帯なっててんな、工藤くんやったから出ちゃった。なんやコナンくんが電話口におったんけど――」
「っおい名前!」
「へ? え、ごめんそんな勝手に出られたくなかった?」
「おま、え――」
思わず問いかけそうになった口を塞ぐ。は、という顔を浮かべる彼女の背を押して無理矢理部屋から追い出した。机に放置された携帯を取り出して、取り敢えず工藤宛てにメール画面を立ち上げた。
「…とられてたまるかっての」
パチンと閉じたそのままにベッドに放り投げて部屋を後にした。
熱。平次わからないけれど好き。
名探偵