とっても短いお話
mha hqは専らTwitt

▽2020/05/16(23:40)

MHA 爆豪勝己
忘れられてもいい。そうであってもいいから、言わずにはいられなかったのだ。彼女の個性を知っていた上で伝えたことに後悔はなく、寧ろこれでようやく吐き出すことができたという安堵感の方が大きかった。積もりに積もったこの感情を仕舞い込む容量などとうの昔に超えている。
だから、また明日、こうして触れることが出来なくなると分かってはいても。


「ごめん...ごめんね、明日、絶対忘れちゃうのに、ごめんね......! 嬉しいのに、忘れちゃ、う」


ボロボロと泣いた姿を見たかったわけではなかった。この堪えきれなかった思いは、彼女には重すぎて、やはり、こうして彼女も傷ついてしまうならば。伝えたい一心でついて出てしまった言葉に偽りなどなく後悔もない。けれど、泣きじゃくり枯れた嗚咽を聞くぐらいなら、こんな我儘など一生だって我慢すればよかったのだ。

MHA



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