とっても短いお話
mha hqは専らTwitt
▽2020/05/16(23:41)
MHA 緑谷生きていくことが難しい。
死んでしまいたいわけではないけれど、生きていくにはつらすぎる。
カミソリも、太いロープも、瓶に詰まった睡眠薬も、このまま、苦しいまま、生きていかなくてもいいんだよと微笑んでいる。
「名前ちゃん」
この男は、いつの間にか居座り始めた。いつからだったか覚えてないが、私が勝手にいなくなってしまわないようにと荷物を片手にやってきた。
緑の柔らかそうな髪が、挙動に合わせて揺れた。
「明日一緒に痛い思いをするからさ、今日は僕と出かけに行こう」
こうして、私の未遂記録は伸びていくのだ。思うに、これだけは。
こうして、笑いかけてくれる誰かがいることだけは。
このどうしようもなくつらい世界の中で、唯一の幸せなのではないだろうかと思えるのだ。
それが仮令、彼のヒーロー観からくる自己満足の優しさだったとしても。
その手に乗ってしまえるほどには、誰かにまだ、依存していたいのだ。
MHA