とっても短いお話
mha hqは専らTwitt
▽2020/05/16(23:26)
magi ジャーファルR-15(?)
ベッドに腰掛ける。彼女はいつにもまして疲れたような顔を隠しきれずに机の上に眷属器を置いた彼を見つめて、控えめに呟いた。
「今日は熟睡だねきっと」
ジャーファルはクーフィーヤを外すと、その言葉に小さく笑った。
「とても残念ですけどね」
「...私はいつも通り寝るつもりだったけど」
「まさか」
こつりと靴音を鳴らして歩み寄り、彼女の頬を撫でた。
「...ジャーファル、そのまさかってどっちの...」
言い終わらないうちに唇を啄ばまれ、言葉を飲み込んだ。固く閉じた唇の隙間から躊躇なくねじ込まれた舌に思わず声を漏らして、身を引こうとするものの彼の手がそれを許してはくれなかった。
「...ん、っあ」
歯の裏側をするりと撫でて、やわく舌を噛みつかれる。最後にちゅと音を立てて口角を伝った唾液を舌先で舐めとった。
「っは...相変わらず、爽やかな顔して...!」
「まあ近くにいたのがシンですからね」
さらりと言えてしまうところが、最早手慣れている。
「名前は全部、初めてだったっけ」
「笑顔でいうのやめてくれる...っ?」
いつも通りの、少し熱を孕んだ笑顔で言われれば、今でも思い出しては顔から火が出そうだった。かれは首筋に顔を埋めて、耳の淵に舌を這わせて呟いた。
「疲れてるからこそ、ですよ」
冷たい指先がつつと脇腹を撫でた。
magi