とっても短いお話
mha hqは専らTwitt
▽2021/06/16(23:48)
TOV アレクセイ娘(いつか連載したい願望だけが膨らんでいく…)
「なんだあんた」
ラゴウの屋敷で門前払いを食らったあと、仕方なしにリブガロなどという魔物を狩ろうという話になった。献上品の一つでもあれば対応も変わるだろうと踏んでの行動だったが、目の前で起きている事態に眉間に皺が寄っていく。
降り頻る雨の中、女が一人立っていた。細身の剣を握りしめている彼女の足元には巨大な魔物が一体倒れ伏していて、カロルが小さくリブガロが、と呟いてオタ声を拾い上げる。
彼女はこちらに気付くとゆっくりと振り返り、剣にまとわりつく露を振り払って鞘に収めた。
「? なにか、用でも?」
「――お前、そいつがどういう魔物か知ってんのか」
「……ああ、そういう。すみません、先に倒してしまって」
にこりと笑った彼女は右手に持っていたツノを見やって、それからユーリに視線を寄越した。
青い瞳だ。髪も瞳も、黒というには青みがかっていて、何処となくエフミドの丘で見た海を思い起こさせた。
「ユーリ、どうするの?」
「そんな怖い顔をしないでください。…そうだなあ、貴方たちが私と同じ目的なら、ひとつ、提案があるのですが」
うさんくさ、とリタがぼそりと声をこぼした。
TOV