333年の放蕩

インフェルノの天禄

苦難も希望もなければただの空虚
吹き荒ぶ風のように貴方は泣いた
底なしの穴の泥濘で番犬と戯れる
玩具扱いで潰された気分はどう?
血色の沼で責め合う大馬鹿者たち
果ての墓坑で永劫の炎に焼かれる
枇杷へ成り果てた身に火雨が降る
外面だけの偽善で取り繕った悪意
裏切者の涙が凍るまで付き合おう

プルガトリオの祝福

遅すぎた贖罪と悔悟は報われない
三段飛ばして大人の階段をのぼる
愛という重石を背負って溺死した
赤い糸で瞼を縫い止められた恋人
朝の祈りは煙のように消え失せる
周回遅れで追い越される私の人生
地に伏した針鼠は傷付け合うだけ
口に入らぬ果実など欲しくはない
抱擁を交わしても体は震えたまま
常春の楽園には永遠の淑女がいた

パラディソの寿詞

神よ、頭を垂れて願いを捧げ給え
徳を積み重ねたところで屑石以下
情熱が冷めたら飲み込んで欲しい
智恵の泉が溢れたら卵殻で掬って
守護天使に捨てられて悪魔と契約
正義の味方はいつでも踵が低い靴
清廉過ぎる街に熱帯魚は住めない
聖人たちは暇つぶしで遊星を食む
根源に至る病に罹患した食わせ者
天上の薔薇にお前では物足りない
Template by ZERO SENSE
top