書庫で彼女とよく会う。連日顔を合わせると関心が湧き、たまに彼女の動向を盗み見した。ある日のこと。いつものように書簡から視線を上げた時。 「そんなに気になるなら話しかければいいのに」 鈴のような声を転がし、猫のように笑う彼女の顔があった。見られていたのはこちらなんだと気づいた。 「140文字で書くお題ったー」様より引用