とても短い話


1000文字に満たない話、ネタなどを置いています。
名前変換はありません。

結婚しますと言ったら?


たまには余裕ぶってる彼を動揺させたい。そう思って嘘を吐く。上官だったりそうじゃなかったり。初キャラ多いです。
・荀攸
・賈詡
・郭嘉
・馬岱
・法正
・諸葛亮
・陸遜
・凌統
・魯粛
・司馬師
・賈充


荀攸
「…………随分また急ですね。ここは上官として祝福しなくては。おめでとうございます。差し支えなければお相手のことを聞いても?」
自分の感情は二の次に、相手の幸せを言祝ぐ。長い間は驚きを落ち着かせて次の行動を考えるため。ぱっと見引っかかった様子はないが、一人になると彼女のことばかり考え、自責と後悔に苛まれる。「(自分がもっと懐襟を広げていれば、あの方は俺の元に居てくれただろうか)」鎌をかけたことを白状すると「驚きはあります。ですがそれ以上に嬉しいと思ってしまいます。すみません、俺が不甲斐ないばかりに不安を抱かせてしまった。ですがこれからは不安にさせないよう努めてまいります」頑張れ。


賈詡
「ははあ、あんたが嫁入りとはね。とんだ物好きも居たもんだ。あははあ、冗談だよ。打算で世渡りしてる俺だが、素直に祝わせてくれ。ついては夜、一献どうかな?」
内心は嫌だけど自分を慕ってる下官の彼女に無様を見せたくないからと押し殺すタイプ。白状する機会を逸して酒屋についていくとあれやこれやで酒を過ごし、潰れる。潰れた勢いで鎌をかけたことを白状すると「いやあ、参った参った。見事に騙されたよ。これもあんたに骨抜きにされてるせいかねえ」翌日、酔い潰れた以降の記憶が無いことを詫びると「このまま手を拱いているとほんとうに拐われかねないからな。あんたのことは多少無理をしてでも繋ぎ止めておきたいんだ」本領発揮されます。


郭嘉
「そう……。それは残念だな、あなたと交わす酒が楽しみだったのだけれど……」
残念そうに、非常に残念そうに言う。悲しげにも見える。思わず種明かしすると「ころころと表情を変えるあなたを見るのは好きだけれど、これは少々いただけない……かな」美しい微笑みのまま分からせられます。さては確信犯だな。翌朝「私の余裕を崩したかった?……そんなことしなくてもあなたにはいつも本気だよ」と言われます。言う割に顔が暗く思い詰めたようで。


馬岱
「そうなんだ……。君ならきっと幸せになれるよ!間違いないよ、だって俺が保証するからね。むしろ君と遂げる相手が羨ましいくらいだよ。…………ほんとうに」
笑ってるけど内心は暴風雨。最後の最後にぽつりと低い声で一言。前言撤回すると「あれ?冗談?そうなの!?驚いちゃったよー。心臓に悪い冗談はやめてね!……でもよかったよ、君がまだ誰のものにもならなくて。俺にもまだ余地があるってことだもんね」自分のものにしたい欲とそれを抑える理性とで日々葛藤してた馬岱だけど、これをされてからというもの完全に吹っ切れます。「黙って君を見送るなんてこと、したくないんだ」


法正
「あなたも随分と策士のようだ。そのような人畜無害な顔で男を誑かし、鞍替えとは。俺以上の悪党ですよ。違わないでしょう。現に俺を侍らせておきながら他の男に行こうとしてるんですから。ねえ?」
顔こそ笑っているものの、内心穏やかじゃない。怒り心頭です。本気と書いてマジと読む。頭の中は彼女の心を射止めた男を、どう炙り出し、遠ざけてやろうかとばかり考えてる。種明かしするよりも前に分からせられます。翌朝それを言うと、一瞬ぽかんとした顔を見せるもすぐに本調子を取り戻し「あなたの術中にまんまと嵌められたというわけか。どうです?俺を手のひらで転がした感想は。怒っている、そうかもしれませんね」第二ラウンド、ファイッ!公式で面倒と公言してる男だ、面構えが違う。


諸葛亮
「……そうですか。上官として一言挨拶しなくては。相手を教えていただけますか」
驚かせるつもりが深堀されて慌てる。口ごもると「どうしたのですか」と追い討ちをかけられ自白。「ええ、私にはわかっていましたよ。あなたは嘘を吐く時ある癖を見せますから」と言って余裕綽々。完全に敗北したと悔しがる彼女には見せないが、彼は彼で「事実となる前に手を打たねばなりませんね」とか思ってる。んで既に囲む策を講じてる。尚、本人に悟らせる気も承諾を得る気もない。すべては彼の術中。気づいても後の祭り。「私にはあなたが必要なのです」


陸遜
「そう、ですか……。あなたには日頃助けられていますからね、私も鼻が高い。あなたが選んだ相手なら中身も立派な方なんでしょう。どんな方か教えてもらっても?」
聞いた最初は驚くけどすぐに軍師モードに入る。友好的な態度で情報を引き出し、相手を特定して潰しにかかる。この場合はすぐに白状するので「嘘、ですか……。ほんとうは怒らねばいけないんでしょうが、はっきり言って嬉しさが勝っています。……いい加減私も覚悟を決めねばなりませんね」と彼の固い決意に火が着く。こうなったら最後、逃げ道などことごとく潰されるので手中で大人しくするのが賢明。「あなたを誰かに渡すなど考えられないのです」たとえどちらかが欠けようとも最期まで。


凌統
「は?あんた、それ本気で言ってんの?」
普段の彼からは考えられない冷たい声。真顔で迫る彼に怖気付いて種明かしすると「なんだよそれ……。冗談でも面白くないっての……」と安堵から肩を大きく落とす。「びっくりしたかって?ああ、びっくりしたね。自分以外にあんたを狙ってる奴が居たかと本気で信じたよ」突然の告白に驚愕するとすかさず「俺があんたを好きだってこと、今気づいただろ。あんたの信頼を得るため優しくしてたけど、そうも言ってられないってことを理解したんでね。覚悟しなよ」彼の逆鱗に触れたが最後。為す術はありません。


魯粛
「先手を打たれてしまったか。ん?なんだ気づいてなかったのか。俺はお前に惹かれている。無理くり迫る必要もないだろうと思って歩を緩めていたのが仇となったな」
相手を動揺させるつもりが、とんでもない爆弾にこちらが動揺させられてしまう。告白してるのに泰然自若だしいつもと変わらないし、もしや遊ばれてるんじゃ?と疑いたくなるけど、ご安心を。本気と書いて大マジと読むほど真剣です。「お前の願いは叶えたいんだがな、こればかりは聞けそうにない。今からでも間に合うなら俺を選んでくれないか」いつになく真剣に言われるので堪らず種明かしすると「俺の気持ちは嘘偽りない真意だ。考えておいてくれ」流石は大都督、一枚上手でした。


司馬師
「それで謀ったつもりか?似合わんことはやめておけ。お前を理解できる者など、天下にただ一人を於いて居るまいよ」
素気無く切り捨てられてしまうが、それは彼女には自分以外相応しくないと確信しているため。自信満々な彼だけど、たまの夜に突然訪れて「邪魔したらすまんな。……ただお前の顔を見に来た」と珍しくらしくないことを言う。そういう時はだいたい限界きてるので、受け入れる姿勢を見せるとますます彼からの激重愛情が増していく。本来の目的は達せずともある種の愛情は確認できたので良しとしよう。


賈充
「ほう、俺の目を掻い潜ってそこまで至るとはな。何処のどいつだ?今更隠そうなどと思うな、伴侶を無事で居させたいのならな」
物々しい雰囲気を隠しもせず脅してくる。自分から手を出さないけど他の男からも手出しさせない、みたいな。生死を共にできればいいので関係に名前をつけようとは思わない彼ですが、明確な名前を刻めば自分のものとできるなら迷わず実行する男。「抗うこともあるまい。お前が望めばすべてが手に入るのだから」彼女にはゲロ甘。目をつけられた時に気づいて逃げてればこうはならないけど、受け入れたが最後。外堀を埋めて近づき、自分で堀を作る。


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