dust box


プロットや設定しか残っていない没ネタ置き場
大体人を選ぶものばかり
反応次第でリサイクル(再執筆)するかも?
◯旅商人/●音楽家


▼2019/10/17:◯飛んで火に入る/探鉱者


※後半に行くにつれてヤバいガチホラー
※露骨ではないものの、R18な要素あり




■管理人の中での探鉱者
落盤事故のトラウマと、ヤバい磁石の影響のせいでグラグラのSAN値を、貧困を脱して幸せになるという野望への滅茶苦茶強い意思で何とか安定させているお兄さん。
けれど、その安定も暗所などでトラウマがフラッシュバックすると、磁石の影響も受けやすくなりピンチに。
そのため、感情の起伏は抑えがちで口数も少なめ。
ケロイドはコンプレックスの象徴。
情緒不安定な一方、割りと図太い。
恐ろしいほど真っ直ぐな青年で、目的のためなら、手を汚せるし、どんな無理だってする手段の選らばなさがある。
諦めは大変悪い。


■旅商人夢主との相関
探鉱者→旅商人
あまり踏み込まず、痛いところに触ってこない。
かといってほったらかしにもしない距離感が心地よく感じている。
自分が不安定なときには、さりげなく手を差し伸べてくれる旅商人に本人は至って純粋に好意を抱いている。
金銭感覚と財布の管理もしっかりしていそうなところも気に入っている。
でもそれは、義理や社交辞令もあるとわかっているため、本当の意味で仲良くなりたい。
日を追うごとに、"仲良くなる"ことへの拘りが強くなっているが、本人にその自覚はない。
感情の名前も気づいていない(後で気づく可能性もある)。
最終目標は、お互い"慰め合える(意味はお察し)"くらいまで仲良くなること。
彼女も自分も生きるために苦労してきたし、わかり合えるはずだと信じて疑わない。
旅商人が「人に対して素直になれないお人好し」であると他のサバイバーから聞いているため、自分に対しての態度は素直になれないだけなのだと思っている。
あるいは、そうじゃないとわかっていても、ケロイドに関して何かマイナスな感情を抱いているのだと思い込んでいる。
旅商人に嫌われたり、拒絶されるのが恐ろしくてたまらない。
ちなみに、全て本人基準で判断しているため、旅商人の意思はあまり考慮されてない。

旅商人→探鉱者
昼の客層(サバイバー)の中では、一二を争うレベルで苦手な相手。
基本大人しい人かと思いきや、鬱々しくなったり、苛立ちだしたり、興奮してずっと話していたり、強引な行動に出たり、突然の気性の変化に振り回されている。
引き金になるものが思い当たらず、そうなる予兆もない場合が多いため、探鉱者のことが全く読めなくて困惑している。
喜怒哀楽があっても、基本無表情か笑顔しか見たことがなく、目が人にはなかなかないような微かな狂気を孕んだ虚無と闇に沈んでいる場合が多く、底が知れないのもまた困惑している要素。
仕事の上で色んな人間と接してきたため、貧困やケロイド、トラウマに関しては何も思っていない。
世の中そんな人間いくらでもいるしといった感じ。
根がお節介なのと、クソ真面目でかつ「お客様は公平に接するべし」という商人としてのプライドから、探鉱者を無下には扱えない。
探鉱者の言う、苦しみや仲良くなりたいという感情は、雑じり気のないもので、良心につけこんでいるわけでも、嘘で陥れようとしているわけでもないことも理解しているため、それが余計に距離の取り方に困る一因になっている。


■上記を踏まえてのプロット
荘園内で停電が発生、復旧まで上司命令で照明具を配給することになり、サバイバーの居館を巡回していた旅商人夢主が、運悪く(探鉱者にとっては運良く)トラウマでSAN値がピンチになり踞っている探鉱者を発見。
苦手とはいえ放っておけない夢主、探鉱者に照明具を渡し巡回に戻ろうとする。
暗闇の向こうに消えそうな夢主に不安になり、探鉱者が無言で夢主の腕を掴み引き留める。
やや引きつつも、必死すぎる形相に巡回ついでに配達で部屋は覚えているから送ろうかと夢主が提案する。
笑顔で頷く探鉱者、夢主は呆れつつも同行することに。
移動中会話しながら進む二人、距離が近すぎて歩きにくいことを夢主が探鉱者に指摘するも、彼が返事はしながら離れない。
夢主は、違和感がどんどん大きくなるも、医師から探鉱者の事情は聞いているため、そんなにトラウマが堪えているのだろうか…と置いてはいかない。
探鉱者の部屋についた二人、探鉱者が感謝を告げ、夢主はそれに返事をすると踵を返して巡回に戻ろうとする。
いきなりまた腕を掴まれる夢主、振り返ると無表情かつ無言でドアの中から探鉱者が腕を掴んだまま見ている。
ぐいぐいと部屋に引きずり込まれそうになっているのに気づいて、いよいよヤバいと抵抗する夢主。
けど、腕力は探鉱者が上なので、びくともしない。
打つ手なしかと思った刹那、他のサバイバー(誰かは未定)の夢主の巡回を急かす声が飛んでくる。
探鉱者が気を取られている隙に、何とか離脱する夢主、「失礼します後がつかえているのでお大事に!!」と猛ダッシュで去る。
普段よりも早い作業効率で巡回を終わらせ、そそくさと庭園へ出る夢主、偶然居合わせた美智子さんに保護される。
「どうしたん?お化けでも見たような顔して…」
「ははは…お化けならまだマシだったんですけどね…」
顔が死んでる夢主を本気で心配する美智子さんだった。

「(…ちょっと急ぎすぎたか。次はもっと慎重にやらないとな…。)」


■余談
元々ノートン君は闇が深そうとは聞いていたんですが、背景推理や設定のみならず、ファミ通や考察を読むにつれて闇が深いどころではなくて、もはや深淵かブラックホールレベルだぞこれはと、戦慄し頭を抱えたキャラでした。
でも、こういう背筋が凍るタイプのキャラは私は好きなので、夢妄想はしていました。
没にしたのは、彼を書き出すとどうしても元設定そっちのけで私のホラー脳が暴走した話しか書けなくなるからです(白目)。


■更に余談
グラーキ(クトゥルフ神話の神性の一種。詳しくは検索してね!)の関連性がほぼ確定したのもあって、グラーキの従者予備軍(一回しか刺されなかったまま、命からがら逃げ出したか、まだほぼ人間で完全に従者にはなっていない)ノートン君が、夢主に慰めて(意味はお察し)欲しくて捕まえるという話も一時期考えていました。
ベッドで服の下の異形の証と、これからされることで、夢主が顔面蒼白になりながら【自主規制】されてしまうという、コズミックホラーかつSAN値直葬不可避なあれです…勿論、没になりました。
そして、そもそも私はエロを書くと致命的な萌えないゴミができるため無理(




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