小ネタ帳
此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。
▽秋の大運動会。
長編主設定で沖矢短編。運動会と言えば定番の借り物競争ネタを、夢主と沖矢さんという二人で書きたかっただけ。
歩美ちゃん辺りに、カップル枠で組まされて強制的に駆り出される〜…的な展開を入れるつもりだった。
が、書いてた途中で何か色々詰んだ結果頓挫してたので、お蔵入りするくらいならとアップ。
↓以下、追記にて中途半端に書いてた一部分をどうぞ。
【本文】
秋と言えば…食欲の秋、芸術の秋、運動の秋、紅葉の秋等といったものが浮かぶだろう。
その内の運動の秋こそ、今目の前に広がる光景だと思う。
『光彦君、頑張れ〜っ!!』
「その意気じゃ〜っ!!」
今日は、少年探偵団の皆が通う、帝丹小学校での運動会を見に来ている。
数日前、偶々訪れた阿笠博士宅でいつもの皆と逢い、運動会がある事を聞き、応援に駆け付けたのだ。
今は、一年生のかけっこが行われていて、小さくて可愛らしい子供達が一生懸命に走っている。
「代わりましょうか?」
『あ、有難うございます…っ。』
隣で同じく応援していた昴さんが、ビデオカメラの撮影の交代を申し出てくれた。
もうすぐ、かけっこが終わる事もあり、お言葉に甘えて任せる事にする。
実は、今日の応援…私と博士の二人だけでなく、昴さんも一緒に来ているのだ。
なので、彼等の親ではないにしろ、いつも何かと世話を焼いている事から、保護者的目線で応援しているのである。
かけっこを終え、退場した一年生達の中から、少年探偵団の皆が元気いっぱい此方へと駆けてきた。
「○○お姉さぁーんっ!!」
「昴さんも、来てくれたんですねー!」
「ええ、勿論ですよ。皆さん、お疲れ様です。」
「俺、結構速かっただろ!?」
『うん!元太君凄かったよ〜っ。頑張ったね!』
ワイワイとはしゃぐ子供達は、とても活き活きとした表情で話しかけてきた。
その背景に、コナン君と哀ちゃんが遅れてやってくる。
「○○さんも応援に来てくれたんだ、有難うっ。」
『せっかく話を聞いたんだし。しっかり見てるからね!』
「あら、貴方も応援に来たの。わざわざ録画なんかして、何に使うのかしらね?」
「これは、博士が用意した物ですよ。つい先程までは、○○さんがカメラを回していたんですが…ずっと持たせているのも大変かな?と思い、僕が代わったんです。」
「君達の勇姿はバッチリ収めておるから、楽しみにしておれよ!」
子供達の活き活きとした姿に、嬉しげな博士は、至極楽しそうだ。
見ているこっちも笑顔になれる気がして、知らぬ間に笑みが浮かぶ。
「あっ、そうだ…!僕達、この後の三種目めにある競技で、借り物競争をするんですよ!!」
「ああ、アレ、なかなか面白ぇ競技だよな!」
「何が当たるかは分かんないけど、簡単な奴が当たると良いなぁ〜。」
『皆が一位になれるのを祈ってるね!』
「うんっ、有難う○○さん!それじゃ、また後でね!!」
応援席へと戻っていく少年探偵団の皆を見送り、彼等が次に出る種目をチェックしておき、カメラの準備をしておく事にした。
「いや〜、子供達が楽しそうで何よりじゃわい!」
「そうですね…。皆さん、とても良い表情をされてますよ。」
『皆元気だなぁ〜。私も、嘗てあんな頃があったんだろうけど…今やそんなに若くないわー…。』
「おや、まだ二十歳ではありませんか?」
『二十歳とまでなってくると、子供達みたいな体力はもう無いですよ〜。』
「では、二十七にもなる僕はどうなるんでしょう…?」
『あははは…っ、昴さんは別でしょう…。』
フォローしづらく、乾いた笑みで適当に誤魔化すが、昴さんは相変わらず笑顔を浮かべている。
―時は少し経て、借り物競争の時間だ。
どんな借り物が出てくるのか、個人的に気になるので、ワクワクしながらどんな札があるのかを待つ。
2020/05/23(16:24)
▼▲▼