小ネタ帳

此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。


▽刀さに(たぬさに)中編没ネタ2。

第一本丸襲撃編の前譚。
前譚となる話のきっかけは、とある政府からのサーバーメンテ後に起こったという、原因不明の本丸消失事件が元となる。
(元ネタは昨年10月の大阪城イベ開催時前のメンテ後によるエラー、及び一時的データの損失が元。その後アプデで解消されたも、一部の審神者達の肝を冷やした事で一躍広まった。)


【追記】

忽然と連絡の途絶えた本丸の詳細については未だ不明とされているが、一部の人間からは“時間遡行軍による襲撃を受けた為の事故”ではないのかと、密かに噂で囁かれている。
その報告を受けた主も、危機感を覚えながらも。

「何故襲撃を受けたのだろう本丸は消息・共に連絡を絶ったのに関わらず、その本丸の主である審神者は無事だったのだろう?」

と思考する。
普通、本丸を襲撃するのなら、主諸共一緒に葬る方が手っ取り早く済むのではなかろうか。
そもそもが、今回の事件の首謀者の考えが全く読めない…。
何故、そんなまどろっこしい事をするのだろう?
メンテ後エラーを受け、本丸が消失したという本丸は、何れも全て主が不在であった最中を狙われたものだ。
敵の目的は何だ…?
仄暗い影が過ってならない今回の事件に、私は深く考えを沈めながら敵の思惑を予想した。
あまりにも深くのめり込むようにして考え込んでいたのだろう…。
見兼ねて引き止めた近侍のたぬさんが、険しい顔付きをして此方を見遣ってきた。

「其れ以上、敵の思想にのめり込もうとすんな。敵の思想を理解しようとしたら、した分だけ深みに嵌まって抜け出れなくなんぞ…。敵は敵。俺達は俺達だ。余計に考え込んじまってっと、アンタも敵側の思考に染まっちまうぞ。そうなっちまったら…俺はアンタを斬らなきゃいけなくなる。其れだけは勘弁願いてぇから、頼むからアンタはアンタのまま今のままで居てくれ……っ。アンタが堕ちる姿なんてもんは…出来れば見たくねぇからさ。」

嘗て何処かで見聞きした言葉を、彼が真摯に口にした。
私は其れをしっかりと聞き落としながら、柔らかに表情を崩して言葉を返した。

『………大丈夫。まかり間違っても、俺は堕ちたりしないから…。そう怖い顔すんなって。大丈夫…俺は、歴史を守る側の人間だ。歴史を改変しようと目論む奴等とは違ぇよ…。』

(※此処で己が堕ちる云々の伏線。後の主歴史改変事件へと繋げる。)
その日から、主との繋がりを強固とする為、警護の強化を謀る。
暫くの間は、常に、最低一人から二人の護衛を付けて行動する事。
何か用があってどうしても一時的に現世へと帰らなくていけなくなった際は、必ず本丸との直結ゲートを繋げる護符や御札を持って行く事。
夜間の本丸・神域内の警備・巡回の強化、不寝番でのゲート門付近の監視の施行等々の提案を実施。
近侍に指名された者は、夜間の主護衛も兼ねて同じ部屋で就寝を共にする事。
その際、異常があった時にすぐに対応出来るよう本体を側に常備しておく事。
従って、このところ彼女の近侍を務めていたたぬさんは、必然的に同禽する流れに。
別々の布団で寝るよか護衛の効率性を考えた彼が、一つの同じ布団で寝る事を強く勧める。
始めは恥じらいが勝って拒否って別々の布団に寝ていたが、例の件で頭を悩ませるようになって以来夢見が悪くなり魘されるようになったのをきっかけに共寝するが如く一つの同じ布団で一緒に眠るようになる。
(何故か分からないが、彼の匂いや温度、声が側にあると不思議と落ち着いて眠れるというで利害の一致。)
一部の者達から呆れと不平の声が上がる…も、近侍の職権乱用で捩じ伏せる。

2020/07/18(04:14)

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