小ネタ帳

此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。


▽くどい。

取り敢えず、何かちょぎ君で短いお話書こうとして書いてたんだけど…途中で何が書きたかったのかよく分かんなくなってきて力尽きたお話。
其れなりに書いたからちょっと長め。
途中までだから中途半端なとこで終わるけど、其れでも読みたい方は下記リンクよりどうぞ。
↓以下、本文なう。


【追記文】

色合い、色相観念から言うと、やはり私には似合わぬ色だと思った。
私のベースカラーはイエロータイプだから、白銀よりも黄金、銀色よりも金色だと思って疑わなかった。
でも、昔から派手な色合いが好みではなかった私は、アクセサリーなんかを選ぶ時は大体が何時も金より銀の色をした物を選んだ。
だって、金色って何だか私には眩しくて、不釣り合いな輝きの物だと思えたから。
其れに比べて、銀色は金色よりは劣る派手さかもしれないが、控えめな煌めきと輝きが綺麗で美しい。
如何にもなギラ付きを感じさせないところが、私の感心を惹いた。
だからだろうか。
最初こそは此方を疑う政府側が送り込んできた監査官という立場の彼を敵視していたにも関わらず、いざ我が本丸の一員として配属が決まると途端に掌を返すが如く愛着が沸いたのは。
まぁ、其れは彼が“政府の者”ではなく“ウチの子”になったからだろうけども。
何となく其れだけじゃない気がしたのだ。
けれど、敵でないと分かった途端、突然態度を改めた私の事を彼は良く思っていないだろう。
お互い第一印象なんか最悪だっただろうし、心象は良くないものだったに違いない筈だ。
しかしながら、ウチの本丸に配属されてからの事、彼はよく働いてくれるし、何なら元監査官だった経歴から政府に顔が利くから何かと取り立ててくれて此方が有利に動けるよう配慮だってしてくれる。
部下とその上司としての関係も良好で、彼は本当によく働いてくれる良きパートナーである。
だが、其れは、私が初期刀に彼の写しであるまんばこと山姥切国広を選んでいない事も十二分に含まれているのではないのかと思っている。
ウチの初期刀は、姉宅本丸と違い、世界一可愛いと謳っても差し支えない程可愛い加州清光だ。
だから、比較的良好な関係を築けているのではないのかと思えて仕方がない。
何せ、彼と山姥切国広の不仲な話は専らで有名な噂だ。
彼としても色々と拗らせているから、“山姥切”を名乗るまんばを毛嫌いし、何かと突っ掛かっていってしまうのだろうと分析している。
恐らくだが、虎徹兄弟の上二人の関係と似通ったものなのであろう。
彼方も、はっちーこと蜂須賀の方が最早引っ込みが効かなくなっているに過ぎない。
何方も話の根っこを辿れば、似た者同士なのだ。
最終的、何が言いたいのかというと…表面上は関係良好に見える私達だが、たぶん彼は内心で私の事を良くは思っていないだろう、という事である。
だって、あんなに敵視していたのに、本丸の一員に配属されると分かった瞬間、分かりやすく掌返しする態度を取ったのだ。
まぁ、アレは政府側も悪い印象しか与えないような遣り方を取るから悪いのだが。
或る意味素直な私は、その高圧的な態度にムキになって噛み付いたりなんてしていたのも悪い。
お陰で、政府へ抱いていた心象は更なる悪化を辿っている。
彼も或る意味ではその被害者なのだ。
そして、更に彼との関係を心配視する理由が他にもある。
後に続いた、特命調査の先行調査員として派遣された彼等とは、山姥切長義の時とは違って初めから普通に接せれているからだ。
恐らくだが、此れは、最初の特命調査開催時の彼の時の印象が最悪過ぎた事による改善と見ている。
何にせよ、政府のせいでちょっと拗れた関係になってやしないかと心配しているのだ。
まぁ、その原因に「売られた喧嘩は買ってやんよオラァ!!」な喧嘩っ早い性格が多分に含まれている気がしなくもないが。
本丸の刀数にんずうが増えた事もあって、彼と改まって会話する機会がより少ないせいもある。
よって、この機会に彼を一時的に近侍へ命じ、お話してみようと思い至った。
我ながら安直な考えだと思ったが、忙しさにかまけて彼等との交流を蔑ろにしかけていたのを少しでも改善しなければという思いもあったからの実行である。
だって、表面上だけで築いてる人間関係(彼は刀だが)、冷めたものになるじゃないか。
せっかく本丸という空間で一緒に生活しているのだから、どうせならなるべく友好的で良好な関係を築きたいと思うのは、悪い事なのか?
仕事上だけの事なのだから、ギブアンドテイクだけの冷めた関係のまま居た方が良いのだろうか?
そんな疑問を、近侍へ任せたばかりの彼に投げかけた。

「…成程。突然俺を近侍に据えた理由はそういう訳だったか。まぁ、確かに仕事上の面だけを優先するなら、俺は後者を選ぶかな。仕事をこなすだけなら、別に仲良しこよしをする必要は無いのだから。余計な気を回すよりは、仕事の事だけを考えて、効率的に今ある仕事を片付ける事に集中した方が良いだろう。」
『うえぇ…っ、マジっすか…。でも、俺、リアルん時の仕事とは違って此方は其処まで割り切れないっす…。もう辞めたけどさ、現世で勤めてた職場はマジのガチでそんな感じの割り切り感で、クッソ冷めた人間関係やったから…職場の空気メチャクソ冷めてたわ〜。まぁ、其処半分ブラックやったからしょうがないし、俺が社会人歴から新人の若造やったんもあるしなぁ…。かと言って、別にアットホームな職場を求めてた訳でもないけど。必要以上の馴れ合いは苦手だったからさァ。』
「仕事上の面だけを優先するなら、と始めに言っただろう?話は最後までよく聞くべきだよ、主。」
『あ、すんません。話途中で遮っちゃったんやね。どうぞ続けてくださいな。』
「其れは其れで話しづらいのだけどねぇ…っ。」

私の会話再開の促し方が気に入らなかったのか、口端を引き攣らせて、主たる人間の前であるからか誤魔化すように咳払いをして話を戻した。

「先程は、悪まで“仕事上の面だけを優先するなら”という体だ。実際、本丸という同じ空間にて生活も共にし、同じ釜の飯を食らう仲ならば…俺としても、選択肢として君の言った前者を取るよ。流石に、共に生活する中でそんなにギスギスしていたら、色々と遣りづらいだろうし、何より他の面子と協力する際に支障が出るだろう?よって、君とは出来る限り良好な関係で居たい、といった点においては同じ考えになるかな。」
『嗚呼、良かった…。てっきり、俺本気でちょぎ君に嫌われてんのかと思ったわ。』
「うん、君が何故俺を近侍に据えたのか、何となく分かったよ。そんな風に不安に思われる程、俺は君に何かしてしまったかな…?」
『い、いいや!ちょぎ君が悪いとかって話でもないの…っ!強いて言うなら政府が悪いというか、俺の取った言動が悪いというか…。……い、言って怒らない?』
「其れは、聞いて俺が怒る内容という前提での事かな?」
『いや、分かんないけど、何となく此れ言ったら怒られそうだなぁ〜って思って…!ご、御免!!』
「…はぁ、君は余計な気を回す事だけは得意だな。まずは、その話の内容を聞いてみない限り分からない事だろう…?怒るか否かはその後だよ。ちゃんと聞いてあげるから、言ってみてごらん。」
『う…っ、そ、そうだよね。始めから事を決め付けてたら、何も進まないよね…っ。諭してくれて有難う、ちょぎ君。』

思わず呆れの溜め息を吐かれてへこみつつも、核心に迫る事を訊いた。

『ぶっちゃけ訊くけど…ちょぎ君、たぶん俺の事嫌ってるよね?』
「は?」
『いや、だってほら、俺ってば最初めちゃくちゃ敵視した態度取ってたじゃない?まぁ、その理由に政府の態度が如何にもな高圧的態度だったのもあるし、めちゃくちゃ煽る雰囲気だったのもあってつい俺もイラッと来ちゃって噛み付くような態度取っちゃったし。お互い第一印象は最悪だし。』

※此処で了。

2020/09/25(19:13)

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